ドラムのレコーディングとmixの技法、いや思想。。。

単刀直入。

ドラムのミックスは本来生でどう聴こえているのかを "まず" は目指すべきで、実際のレコーディングのシーンではベースや他の楽器が同時にその空間で鳴っていなかったとしても、それも生で同時に演奏してたらどういう音像で聴こえていたのか?を強力にイメージしなくてはならないです。そのための「mix」。EQとかするにしても。

マイキングや使用機材等のチョイス、いやそもそもの楽器のチョイスやチューニングの誤りのせいで不本意な音にもしなってしまった(狙いというならよいけど)ならば、そこでEQとかの処理がやっと必要になる。EQとはイコライズ(イコールライズ)であり、(本当の音に)等しくするという用語が本来の意味というのを思い出しましょう。

耳の特性とマイクで収録した音の特性は「イコール」ではないし、生演奏ではベースとキックが「同じ位置」で鳴るわけではないが、ミックスではどっちもmixのセンターから鳴らすのが通常。本来起き得ないマスキングとかの相互作用が起きるのは仕方ない。だからこその「処理」であったり「イコライズ」。

けど、耳って不思議です。『音のイコール』とはなにか。

携帯電話やAMラジオのような上や下がスパっとない音でも、どんなしょぼいマイクで録っても『あなた』の声と『僕』の声は判別できる。つまりその音と本物の声は『イコール』です。

では、なぜ録音されたドラムの音が『イコール』になりにくいのか。。。ほんとに謎。。。こういうのって聴覚心理学みたいなやつですかね。

 

 

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建光スネア(Mie Japan)の試奏と思想レポ

三重県の新進気鋭のドラム工房の建光ドラムさんのピッカピッカの青い謎の金属のスネアが届きましたよ!

早速お友達で近所のドラマー・チューナーの北村優一くん、男気ドラマー金川卓矢さんと3人で弄りまわしてみました。

建光さんというとまだ全国の楽器店でも扱いが少なく、絶対数の少ない完全ハンドメイド的な職人気質ドラムを製作されております。実際そのなかの人FさんはTHE職人って方!

まずはジックリ観察です。ドラマーさんって音を出すのをわざと後のお楽しみにして、まずは観察する人が多いwww

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最初、届いた時点ではREMOのBLACK Xというあまり見かけない極厚なヘッドが貼ってありました。

それも粘りのあるサウンドでなかなかいいのですが、どうしてもスパっと高域(15Hzぐらいから上なイメージ)をフィルターしたような音だったのでスウェードアンバサダーに変更してみました!

 男子ならみな分かる、プラモデルの塗料のようななつかしい香りを放つ、塗装され完成して届いたばかりの美しく蒼きドナウ、じゃなくドラム。。。

男子ならみな分かる、プラモデルの塗料のようななつかしい香りを放つ、塗装され完成して届いたばかりの美しく蒼きドナウ、じゃなくドラム。。。

 

う〜〜〜ん。これ。耳くそが取れたように伸びる高音域 !。

で、叩いてみたのがこれ。

 

 

男気の24インチLUDWIGのセット、タムは13と18で叩いてみたぜよ。

・・・・・・・・・

負けない。強い。。。太いそしてシックな深い輝きを放つ倍音!

よい。

それじゃー高めのちょいと洒落乙なチューニングにしてみたらど〜〜なのよってわけで次。

 

ドラマー金川くんのスタイルもありますが、おしゃれに『なりすぎない』媚を売らないような筋の通った意思を感じる音といいますか。6.25インチの深さなので軽くなりすぎず、太さはず〜〜と保たれています。

 

では、ここでドラマー金川くんのインプレッション!

‪本当に良く鳴る、かなりロックなスネアでした。奏者に届くアタック感がまず凄い。ベルブロンズのスネアに近いかと思います。‬
‪重いヘッド装着時は、アタックと同時に低音が豊かに伸び、暴れる感とまとまり感のバランスの良さが奏者をアゲてくれます。‬
‪薄いヘッド装着時は、ハイの伸びが素晴らしく全帯域が出ており、ミュートの有無や、リムショット/センターショットを問わず音量感が変わらない為、安心感が強いです。‬

‪ヘッド、チューニングを問わず、常に強烈なアタックと同時に木胴スネアの様な暖かさが担保されており、ロックを中心に色々なジャンルで安心して使用できると思います。‬

‪ただその鳴り故、合わせるキットは良く選んだ方がいいかと思います。‬

‪それだけ個性が強く、「アツい」スネアだと思いました。‬

うん。僕の印象とほぼ一緒。セットを選ぶというところがとても個人的にも好きなやつ。ちなみに軽いのでベルブロンズとは違い色々安全ですよ。

 

で、チューニングをしてくれた北村くんのインプレッション!

 

どのピッチでも共通して感じた、
所謂メタルシェルから連想する濃密さとは温度感の違う暖かな芯。
空気を震わせていると実感できる、メタルスネアドラム。

明るいヘッドでハイピッチにした瑞々しく軽やかに伸びるサウンドは特に印象的でした。

そうなのよね、倍音が豊かにありつつ主張しすぎないというか、温かみがあるというか、太い。。。

 

ちなみに今回のテストレコーディングは基本は遠目のkick、スネア、topの3本のマイクをメインにどうしても足りなかったフロアに1本足したものになっています。

さらに1個めの動画ではiPhoneの音も混ぜていますよ!あの独特の憎めないLOWスペックな聴きなれたいい音を(笑) 。おかげでいい部屋感がでています。

ちなみに写真ではtopのマイクがとんでもない方向を向いてますが、すべて計算済みの正しいセッティングですからね。当て振り用適当セッティングではないです。

標準的なマイキングで普通の音にしてもつまらないので録りは遊んでみました。

ちなみに、基本的に動画1と2のmixアプローチは一緒です。

 

ドラムレコーディングの現場は年々時間的予算的余裕がなくなってきています。時代か。。。

なのでドラマーの趣味とかクリエイティビティーを主体にし、個性的だったり面白い音というのを求めることが難しくなってきました。欧米ではそんなことないのに。。。。。

この蒼き彗星、建光のスネアはいろんなサウンドを出せるポテンシャルを持ったスネアかとおもいます。

イメージではブラックビューティーを太く、センシトーンを柔らかくしたような印象です。

江戸前では秋頃までこれをお借りしていますので、みなさんどしどしレコーディングしに来て試していただきたいですね!ストレートなビートからパワーバラードまで合いますよ。

 

お断り、と、お願い。

江戸前では演奏をプロアマ、上手下手やキャリアの長い短いでは区別差別しないのと一緒で、楽器をメーカーや製品ランク、材質、ビンテージや新品か等で区別することは決してしません。

ので、どちらのドラムメーカーさんも是非当スタジオに楽器を『お持ちいただければ』と思います(笑)もちろんフルートメーカーさんとかでもいいですよ!

Drum : 金川卓矢
Bass : Tomoyuki Shikama (EDo-mae Recordimngs)

Drum tuning : 北村優一
Rec , Mix , Mastering : Tomoyuki Shikama (EDo-mae Recordimngs) at EDo-mae Recordings Tokyo Japan

Snare Crafted by 建光DRUMS Mie Japan  https://tatemitsudrums.jimdo.com/

 

 

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大谷翔平(クン)に見る「記録」か「音楽」か。

大谷翔平かっこええ!イケメン!東北のど田舎の星。

 

まぁ、それは置いといて。大谷くんの凄いのは野球に殆ど興味のない僕がBSつけちゃうってことです。

ただ、「二刀流」をやる限り一流野球選手にはなれないという意見がありますよ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

(打者と投手をやるということは)大谷が素晴らしい仕事をしても、規定投球回、規定打席に足りてなければ防御率も打率も参考記録です。ましてや、一流選手の証である1シーズン200イニングも無理です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

要するにどっちもやろうとすると(打者として見ても、投手として見ても)休みがどうしても多くなるので出場試合数が減るんで、ホームラン数も勝ちも減るんだと。(合ってる?)

要するに大記録が出ないと。つまり大選手になれない。

 

 

いいじゃん。別に。

 

 

ツーバスで高速に叩けるとかシングルストロークが速いとか、音がとてもデカイとか、拘ってる人を悪く言うつもりは全くないけど、ほとんどの音楽には「訓練としての価値はあるかもしれないけど」殆ど本質的にはあまり関係ないんです。

 

ホームラン40本打てなくても20勝出来なくても、どっちも凄くて心に残る野球、見たくなる野球をするからすばらしい野球選手なんでないの?

 

音楽ならとても気持ちの良い音、静かでみずみずしいピアノの音やバイオリンの減衰音や、ダウンチューニングの爆音のモダンな歪みのギター、スクリーミングなデス声まで、、、。

 

とにかく美しい音楽であったほうが

「音楽」としての価値があるでしょうよ。

 

もし、自分のやってる音楽やジャンルに閉鎖性を感じるならば、こういう考えに雁字搦めになってる可能性があるのかな。

その界隈の人だけが固執してる価値観に。。。。

 

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江戸前でのドラムのレコーディングのスタジオテクニック

江戸前での基本的なドラムサウンドの作り方ですが、まずクライアントやドラマーとしっかり目指すドラムサウンドを相談•面談してイメージを共有します。実際の現場では私が中心となり7つのセットや30台のスネアと膨大なシンバルから楽器を厳選します。

その上で基本のドラムチューニングの方向をドラムチューナーに伝え作ってもらいます(ドラムチューナーオプションありの場合)。エンジニアリングの範疇であるEQやコンプ的な処理、つまりサウンドの抜けや低音域の量、サステインなどの調整はプラグインを一切使用せずチューニングとマイキングで追い込みます。
結果95パーセント以上の割合でEQを使う事はありません。

ここで重要なのは江戸前では楽器まで含めた『チームのようなもの』で音作りをしているため、エンジニアがドラムチューナーや楽器に遠慮しなくていい環境であるということ。また逆もしかり。

本来ならエンジニアが効率やスピードを優先し(またはエゴも含まれるかも)、現場の気心の知れないスタッフやメンバーに遠慮し、手元のプラグイン等で処理してしまう事を徹底的に「放棄」または「回避」、いや「拒否」する事が出来る点です。

音響的な全てのコントロールは楽器とチューニングで仕上げます。ここの帯域がこもってるなとか、ハイの抜けが足りないな?とかそういった音響的要求や補完、修正は全て楽器レベルで対応します。それは楽器をチェンジしたり、チューニングの仕方を変えるとかの根本的な方法なのです。

エンジニアがプラグインを自在にいじるように、クライアントと奏者の求める音を具現化するために楽器とチューニングを指示、指定しコントロールします。

そういう楽器サウンド本来のカタチでドラムサウンドを構築します。スタジオの響きや機材、マイキング、楽器そのものまで一体化したコンセプトであるからこそ実現する異次元のレコーディング。

江戸前レコーディングスのドラムサウンド。
一度お試し下さい。

アマチュアや初心者の皆さんほど是非体験してみてほしいです。
以後の音楽活動が「変わり」ますよ。
(^。^

 やっと春が来たね。。。photo by EDo-mae

やっと春が来たね。。。photo by EDo-mae

シンバルサウンドの音楽全体における重要性の高さについて

 今話題のジルジャン Sweet Kシンバルたち!!!

今話題のジルジャン Sweet Kシンバルたち!!!

 ドラマーのみなさんはある程度経験を積んで来ますと行き着くところはシンバルといいます。

 

ほかのスネアなどの皮モノはチューニングやヘッドの交換によってサウンドをある程度変えることができます。スナッピーやラグなどのパーツしかり。

 

それに対しシンバルは磨くくらいしかないわけです。( 庭に埋めるとか?(笑))

 

なのでそのチョイスがとても大切になってきてまさに沼、なわけですが。

 

ところがそのシンバル。もちろんその個体差種類差は大きい問題ですが、やはり楽器たるものなによりもその演奏者の音というのが露骨に出る楽器です。

どんな楽器でもその奏者の音になるのは当然ですが、シンバルには特にそれを感じます。それはおそらくパーツの集合体の皮モノとは違い、金属の単体であるからなのではないでしょうか?

また叩いた瞬間の変形も大きいのもあると思います。

 

レコーディングを沢山していますと、シンバルの音が「汚い」プレイヤーに多く出会います。

何故汚くなるのかの細かい奏法的なことの解説は他に譲りますが、おそらく振動が飽和しているのだと思います。(振動の飽和はどんな楽器でもありうる。)

数多い楽器の中でもシンバルはその飽和のラインがとても低い気がするんですね。また難聴気味の人が多いドラマーさんたち、特に意識しないとどうしてもぶっ叩きがちになると。

 

ではその飽和した音の状態とはなにか?それは「歪みの表出」です。

「歪み」とはギターアンプやエフェクターには大事な要素ですが、シンバルにおけるそれは物理的に説明するのは困難ですけどとにかく「汚く」「耳触り」な成分が突出してきます。歪みには美しいものと美しくないものがある。

 

しかもその歪みはレコーディングでのコンプ処理や音圧上げ処理でもっとも顕著に「引っかかってくる」成分なのです。

また、データ圧縮したときにも大きく引っかかってきます。( シュワシュワーっ て)

 

しかもそもそもその「汚い歪み成分」は音響機器やデジタル音声処理の「汚い歪み成分」とかなりそっくりなのがとてもやっかい。

 

つまり、どんなにピュアに丁寧にレコーディングしてもそもそもシンバルの音が汚ければ全て台無しになってしまいます。しかもシンバルのせいではなく音響機器のせい?エンジニア下手??みたいに聴こえてくる。

 

シンバルはリリースも長くライドなどは常に「シャーっ」て鳴り続けたりしてますから、アイスクリームに抹茶パウダーを満遍なく振りかけたような、窓に薄い汚いレースのカーテンを掛けたような作用を音にもたらしてしまうのです。(抹茶は美味いけど)

 

どんな楽器にも上から漠然とした感じで汚い歪みを被せてくるような状態。

そんな風にシンバルの音が汚いと音楽全体の音が汚くなったような印象になるのです。

 

例えば、ドラムセットのサウンドだけをとってみてもシンバルのチョイスで皮の鳴り感が変化したり、セット全体の音の重心が上がったり下がったりするような経験をしたことがある人も多いと思いますが、それがさらに楽曲全体の音の仕上がりに影響してくるのです。

 

ロックの特に音圧の高いような楽曲で「音が汚いなーっ」って思うものを良く聴いてみて下さい。まずはシンバルが汚い。

それはもしかしたら機材やミックスで汚くなったのもあるかもしれませんが、そもそも叩き方の悪いシンバルの歪みがそう聴かせてるのかもしれません。

 

ドラムサウンド、いや、バンドサウンド全体を見直すときは是非シンバルのサウンドや叩き方に注目してみて下さい。ドラマーさんだけでなくバンドみんなで。。。

 

一番高い音域にホワイトノイズが乗ってしまってるような音になってませんか?ぃ?

 シンバルがsweetな音だと全体が甘ぁい雰囲気な音楽に。。。♡ シンバルも女性も優しくしてあげると「響く」。

シンバルがsweetな音だと全体が甘ぁい雰囲気な音楽に。。。♡ シンバルも女性も優しくしてあげると「響く」。

10代女子の示唆するバンドレコーディングの重要pointって。。。

僕は基本的にちょっとの演奏の失敗は気にしないようにしています。

何故ならCDの演奏において、「ちょっとズレ」とか「ほんのちょっと間違い」が大切だと信じているからです。
そんな演奏には「人間味」が感じられますし、「そんくらいい いじゃん!勢い大事!」みたいな収録現場の楽しそうな雰囲気が感じられるからです。 まさに人の息吹が感じられる。 それは音楽作品にとっては一番重要ではないでしょうか?
完璧すぎる必要がないタイプの音楽もあるんですね!

演奏者のパワーや感情を落とし込む方が、録音物としてスパイスが効き、美味しくなる事も多いのです。

そういったスパイスを無理矢理にでも音楽に取り込んでしまえるのが『1発録り』です。
 

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写真は先日行われた平均年齢20歳程のBANDさんの『1発録り』の写真。ドラムの側にベースアンプを置いて普通に鳴らしていますね!手前にも2台のGTアンプが鳴っていました。
これでそれぞれのmicに音が混ざりまくり、『修正は不可能』となります。こういった緊張感が真のロックを産むのですよ。

お友達のまだ10代の女子大生に聞いてみました。
『OKAMOTO'S流行ってるけど、なにがかっこいいんだと思う?』
と。
そしたら彼女、
『やっぱ1発録りだからですかね!!!』

ほっとんど素人な女子高生のほうが音楽わかっています!
今の『音楽の流れ』とかも。


ちなみに、そのOKAMOTO'Sのベースのハマ・オカモトさんはドラムマガジン誌上にて、
ドラムのオカモトレイジさんの魅力について聴かれ
『いつもすぐハシるところが最高!』
と言っていました。
最先端の若い人達のセンスってばこれですよ!
(笑)



1発録り最高!ただしリハは綿密に、しっかりとね!

昨日twiterである方が呟いていた内容を転記しますが、~~~~
『MIのインストラクター Fred Dinkins氏の「プロのようにドラムを練習する方法」によると楽器の練習はスポーツによく似ていて、重要なのは①スケジュールの作成②場所の確保③目的への集中④前向きな態度⑤メトロノームの使用(裏聴き推奨)、だそうです。』

これらの注意点は1発録りレコーディングをするにあたって、もの凄く大事な練習になりますよ!

※1発録りでは基本メトロノームは使いません。しかし!
日頃の訓練があるからこそ、その1発録りで生まれるリズムの緩急やウネリに説得力が出るのです。

で、その勢いのまま是非江戸前に1発録りrecording、しにきてください!
ご相談喜んで乗りますからね!

※ampegの小さいベースアンプはデカイのより百倍RECに向きます。その理由はいつかご説明致しましょう。
 

レコーディングにおける「写実的である」ということ。

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音楽をレコーディングするにあたりひとつの目標になるのは「いかにリアルな音で録れるか」であるのは間違いありません。


しかし、全てがそれぞれにリアルであると整合性が取れないのが現代のポップスやロックだと思います。

爆音のドラムに対してのウィスパーなボーカルというのは本来物理的な音としては整合性が取れないわけですが、それをセンスや技術によりマッチングさせて音楽に仕上げる。これもひとつの写実性の具現化と言えましょう。


クラシックのオーケストラなどは物理的な非整合があるとそれは音楽そのものが崩れることになり、音楽を再現出来なくなるわけです。コンサートホールにおいてソリストはそれなりに大きな音や抜ける説得力のある音が要求されます。でなければ聴こえなくなる。


レコーディングの面白いところはこういう制約がないことです。音量バランスだけでなく色んな演奏を試して繋いだり、時間を異にし演奏されたテイクをくっつけることが出来る。


では、このように何が写実的か真実かが曖昧になっている現代のレコーディングにおいてそれを追求するとなると?。。。


それは結局作曲者や演奏家の「こころやからだ」の中にある心象風景をいかに誠実に録音し、作品にするか。

になってくるのだと思います。


なので、演奏の精度や音質の精度よりもそれぞれの音が「音楽にとってどうあるべきか」が大切になってくると思うのです。


例えば子供の頃の記憶は朧げでいくらか美化されているでしょう?


それは少しピントのズレたフィルム写真をプリントした「紙」であるほうが逆に「写実的」であるかもしれない。


記憶にとって「写実的」。


音楽に長い生命を宿すためにはそういう意味の「写実性」が一番必要なのかなと、最近いつも考えています。

スネアのチューニングが悪いとビートが安定しない話。

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みなさんスネアのチューニングの重要性はご存知とは思いますが、レコーディングをみていますと意外とみなさんテンションボルトの回し具合は『ざっくり』しているようです。

外部からの持ち込み音源のmix時によくあるのですが、スネアの音色が一定しない、叩くごとに倍音構成や和製的意味のピッチが上下したり波打ったりしているのです。これはどんな状況かというと実は弦楽器を耳でチューニングする時に2本の弦をハーモニクスで鳴らしてる状況に似ているのです。

もちろんピッチが揃わなくては波打ちますし、ペグを回せば上がり下がりする。まさにその状況が起きているのです。

これはおもに表ヘッドのテンションのかかり方がボルトによって一定ではない時(テンションの位置で叩いた時にそれぞれのピッチが揃っていない状態の時)に起きる現象です。さらに叩く位置が不安定だとさらにその打点の位置に近いボルトのピッチに寄ってしまいます。またボルトごとの音程が揃ってないと2本の弦よろしく音が波打ってしまいます。

ここまで露骨に酷い状況でないにしても、耳をこらすとショット直後は一瞬濁っていてその後音色が安定するという状態もよく耳にしますが、それも各テンション位置の音程のわずかな不揃いから起こるようです。ライブでは気にならないかもしれませんが、レコーディングではとても気になってしまいますね!

いろんなチューニング手法があるとは思いますが、揃えるならば徹底的に揃えないと濁ってしまいます。叩いている本人は爆音で気がついてないことが多いものですが、是非プレイバック時に気をつけて聞いてみてください。特にショット直後の濁りについて。

で、なんでチューニングが安定しないとビートが安定しないのか?それはオケの中で聞こえやすくなったり聞こえにくくなったり音量感が安定しないように聴こえてしまうからです。ショットを安定させましょうというのと同じ理由です。

と、まぁ、日頃のチューニングの精度を上げていくことは演奏を良くすることにもなるんですね!

 

 

レコーディングでの生ドラムサウンドの大切さをもっと認識しよう!

先日レコーディングに来たトラックメイカーさんが言ってらしたんだけど、トラックメイキングにおいて「どんだけ頑張ってもキックが向こうに負ける」のだそうだ。使用機材や方法論は同じでも。

これは僕も常日頃思っている、「ドラムサウンドが常に向こうに負けてるなー」という印象とリンクするものです。

ま、勝ち負けではないんだけど!

はっきりいってマイクやマイクプリ等の機材は向こうに負けてるなんて事は少なくともない。楽器レベルで考えてもパールやヤマハ、TAMAなど日本のドラムは世界を席巻してるわけだから楽器のせいではないはず。

では、なぜそのような音の差が出るのでしょう。
まずは日本の現場ではドラムの音を確信的に(もしくは結果として)悪くしている、というか地味にしてるというのがあります。歌を活かす為です。日本のボーカリスト は「声が弱い、歌が弱い」場合が多く、ドラムサウンドが良すぎたり迫力がありすぎるなどしてドラムに耳が行くようでは曲として成立しなくなる可能性が出できちゃう。だからLOWの少ないドラムサウンドにしてしまう(他のオケも含めて)。まず、一点はそれ。

第二点としては、単純にドラムサウンドに対しての感覚が成熟してないというのが考えられると思います。
アメリカなんかだと特にどんなアマチュアバンドであれドラマーはマイセットをライブに持ち込むらしい。それが当然の日常なんだそうです。(ドラムの売り上げも日本の比ではないと)

日本ではワンマンならともかく、対バン式のライブでのセットの持ち込みや入れ替えなどあんまりやりません。運搬の問題もあるだろうし、さらにライブハウスも嫌がるでしょう。
ライブハウスにしても良いところもあるでしょうが、大方とんでもない状態のセットで金すら取る有様。リハスタしかり(最近の都内のスタジオはかなりいい感じのところが多いですが)。つまり、みんなドラマー含め『ドラムの音をあんまり知らない』んですね。
ドラムの良い音も、音のバリエーションの幅広さや深みも。一つのセット・スネアからいろんな音が出せる事も認識できないでしまっています。


例えばレコーディングで良く感じるのですが、スネアの音の好みの傾向がみな画一的であること。ハイピッチで倍音カンカンでサステインの長い音を好む傾向が”未だに”驚く程高いです。
スネアの音にはドスって音からパスっ、ダッ、スタン、カン、トワーンまで非常に幅広いバリエーションがありますが、カンカンだけが非常に好まれる傾向です。
音には流行りがあるのが解りますし常に目新しくあるべきだとは思わないですが、ちょっともう食傷気味な音の傾向です。(最近はダスっがやっと流行りだ出しましたけど)

欧米のサウンドを見ると一枚のアルバムの中で様々なスネアのトーンに出会う事ができますが、日本のアルバムだとスネアのトーンのバリエーションが非常に少ない気がします。
バンドの場合、曲によってスネアのサウンドがいちいち変化するのはドラマーの個性付けや統一感の面からあまり好まれない側面があるのは承知だけれど、アーティストモノの場合もっと幅広いスネアのトーンバリエーションがあってもいいと思うのは僕だけ?もちろんドラムセット自体のトーンも。

現場プロデュース的にどのドラマーを呼ぶのかとかにも関わってくるけれども、あまりにドラムサウンドの追求に時間が割かれてないような気がするCDが少なくないです。
限られた予算や時間との兼ね合いがあるのは重々承知の上でもあるけれど。

作品の音の質感を大きく左右するドラム、手順的にも始めに収録されるドラムであるからして、そのサウンドは以降にダビングされるウワモノの音を左右すらするはずでしょう。
結局ドラマーもプロデュース側もドラムの音にそこまで「拘ってない」のでしょうか?
特にエンジニアはドラムのマイクセッティングと音決めが早いほど現場では優秀とされる傾向があります。
だからドラムの生音に問題があっても卓を離れず手元のEQやコンプでささっとやってしまう。。。

つまり生音を聴いていない。もしかしたらしたら興味すらない(?)。
これはあり得なくないすか。。。
ブースの行き来すらおっくう?。。。。


また、相手が著名なドラマーであるほどなんとなく音に注文がつけづらい雰囲気があったりもします。ドラマーによってはその音自体がトレードマークである事も多いでしょうし。

しかし、本来ドラムサウンドとはそういう簡単なものではないと思うんです。厳密に言うとドラムサウンドと音楽の関係がそんなに簡単なモノであるはずがない!ということでもあるでしょう。
ドラムサウンドとは、ドラマー自身はもちろん他のパートのミュージシャン、そしてエンジニア等現場にいる人間皆で創り上げるべきものですよ。ドラムチューナーさん含め。

そのぐらいそれは大切で、音楽そのモノを左右するファクターであると僕は思っています。

あらゆるポピュラー楽器の中で最も繊細な音作り(楽器レベルでの)を要求されるドラムに少し無頓着とも言える状況こそ、日本の音楽的成熟が達成されてない事を示唆しているような気がするんです。
(もちろんすごくこだわってる方もたくさんいます。※スタッフが美味しくいただきましたという意味合いぐらいのお断り)
mixでどんだけいじくってもまったく無意味に近いんです。


これは言いすぎになるのでしょうか?

ウィキペディアでみつけたラウドネスの樋口宗孝さんの名言が印象的でした。
「やっぱり樋口が叩くとこうなるな」では終わりたくない。
それはプレイも音もでもあったのだと思う。つねに幅広いサウンドと音楽性を追求するべきと。

みんな『ドラムってこんなもん、こういうもん』と決めつけすぎてないでしょうか。
playスタイルしかり。


最終的に冒頭のトラックメイカーさんは、
「打ち込み的手法でリズムトラックを作成するにしてもやはり、ドラムの音は楽器で生で根本から作らないとやはり向こうには勝てない」とひとりごちていました。


やはり最後は結局そうなります、なりましょう。

ちなみにトラックメイカーさんにはうってつけの生ドラムループ集はこれですよ。リズムを解体し再構築して打ち込みに使うのも、あり!

https://www.edo-mae-recordings.com/edomae-loops/ryo-kanda-trip/

とにかくドラムのことならなんでも僕にまずはご相談してくださいな!冷やかしでもok (笑)

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レコーディングでの基本的なドラムの音の作り方。

レコーディングは基本的に『よっぽどの事情が無い限り』
リズムのかなめとなるドラム、ベースから収録して行ゆきます。
(江戸前では1発も多いですけど)

まずスタジオ入りしたらさっそくドラムのセッティングからです。

ドラムのサウンドはレコーディングの中で最も重要なポイントを占めています。
なぜかというと、ドラムの音でぱっと聴きの作品の印象が決まってしまうのです。
ドラムサウンドの様々なファクター、つまり『楽器本体の音』『プレイヤーの音』『部屋の音』『レコーディングテクニック上の音』の複合作用で作品全体の『hi-fi感』や『low-fi感』、さらに『ジャンル感』『時代感』などが決まってしまうということです。

ドラムの音が『間違って』たら元も子もありません。失敗になってしまう。

なのでEDo-maeのレコーディングではドラムのセッティングから音決めに時間をかけさせて頂いております。
普通は1時間程度かかります。
熟練したドラマーの方の場合で45分程度でしょうか?。

音作りで重要なのは1にも2にも楽器選びとチューニング。

当スタジオではドラムを持ち込まれる方は少ないため、スタジオ所蔵のグレッチ・ラディック・ロジャース・パール・タマ・ソナー等から一番お客様のバンドサウンドに合う楽器を相談して決めさせて頂いてます。ヘッドもその都度換える場合もあります。
(現在基本的に用意しているヘッドはコーテッドアンバサダー、コーテッドエンペラー、ビンテージコーテッドアンバサダー、クリアアンバサダー、クリアエンペラー、プロトーンシングル、プロトーンダブル、ピンストライプ、ファイバースキンです。キックのヘッドも多数)


事前にミーティングをしたり、リハーサルを見学させて頂いて決める場合も多いです。
本来そこまでしないとベストなドラムサウンドを見極める事は出来ません。

ドラマーのみなさんも個人で悩んで色々な楽器を試しては自分の音を少しづつ追求していきますよね?
それをレコーディングだからといって、いやレコーディングなのに本来1時間やそこらで簡単に決める事は出来ないとおもいませんか?。同じドラマーでも曲によって音の解釈も違ってくるでしょう。
そこで江戸前の『超客観的』な視点を加味し、合理的に端的にもちろんドラマーさんと相談しながら、音の感覚を共有しながら、音『決め』をしてゆく。それにはやはり時間がかかります。
ちなみに江戸前さんはベーシストです。ドラムは全く叩けません!ゆえに超客観なのです(笑)。

『あ=、ドラム組めた??あ、っそう?そんじゃマイク立てるからさ。んじゃ、キックからもらえるかなぁ~~?』
『はいは~~い、okです。んじゃ曲いこうか~~~??』

とは、しませんwwwwww。
そんな適当なエンジニアさんは『日本を去れwwwww』


ドラムのレコーディングは『ドラム』に行き来してなんぼです。
そこで直すのはどちらかというとマイクセッティングではなく、ドラム本体のチューニングやミュート具合にほかなりません。スネアなんてバンバン替えますよ。合わなかったら。40台ぐらいありますからねぇ。

もちろん『現場』の雰囲気とか『状況』とか『どんなプロジェクト』なのか?『予算は』
すべて鑑みてやるには決まってるのですけれど。

1流のドラマーの方だとほんとに1発で決まる事も多いのです!
しかも1流の方であればあるほどマイキングやEQなどに頼ることはしませんので、むしろこちらもやりやすい訳です。『音作り』について楽器レベルでお話しさせて頂けますからね。

EQでなんとかしてくださいなんてドラマーはマレットで叩いちゃいますよ(硬い方で)~~~。www
 

ちなみに楽器と江戸前が外部スタジオに出張!てのもやってますから、ご相談ください。むふふ。

ラインケーブルの長さによる音の劣化を証明しました!

過日、江戸前レコーディングスにて行った面白い実験の結果をお知らせしましょう。

レコーディングの音質は常々ケーブルの長さで音が変わる、鮮度が落ちる、アタックがぼやけ音が遠くなる等々申してる江戸前ですが、それは本当なのか?というのを実験してみました。

まずは音源をお聴き頂きたいのですが、収録済のDrトラックからスネアとキックだけをモノラルで抜き出し、protoolsの192/ioよりアナログで出力、そのままアナログでinput に戻し再録音してスペクトルを比べる、というものです。(ピークを検出する方法にて)

 

sound[1]は1.5mのアウトのd-subケーブルからインの1.5mのd-subケーブル(オヤイデ製)にそのまま戻したもの。
sound[2]はその途中に5mのベルデン8412を12本継ぎ足し、合計63mのケーブルを通し戻したものです。
(勿論同じout1とin1を使用し、繋ぎ変えて収録しました)

音を聴きますと63mの長さを通した音の方がぼやけているように聞こえますよね。

スペクトル(周波数特性)も見てみましょう。

 3mのマイクケーブルのスペクトル

3mのマイクケーブルのスペクトル

 63mのマイクケーブルのスペクトル

63mのマイクケーブルのスペクトル

 両方を重ねてみた

両方を重ねてみた

サァどうでしょう!なんと63mでは500hz以下が軒並み5dB程落ちています。
また、なぜか1khz周辺が2~3dB増えていて、その先3khzあたりから先の高域がまんべんなく最大5dB程度落ちていますね!

いいですか?
みなさんEQとかよく触るとは思いますが、5dBって相当ですよ?ご存知ですよね?
ipodやiphoneのイコライザーだと、そうとうグイっと上げる感じが5dBです。
とんでもない量です。

太さやコシに関わるmid~lowが痩せまくって、『ヌケ』の高域もどっか行っちゃってます。
つまりいちばん『音の ”悪さ” に貢献する』1khz当たりが相対的にかなり増幅されていて、『かなり音が悪くなっている』のです。

しかも63mのほうは明らかにhiエンド・lowエンドがガクンと落ちているのが判ります。
つまりスペクトルだけ見ても、結果明らかに音が痩せてしまっていると言う事がお判りになるかと思います。
実際両方の音をセンターで同時に出し、片方を逆相にしてみましても、完全に音は消えませんでした。


63mといいますと極端な長さではありますが、ケーブルというのはこのように長くなればなるほど音が悪くなるという事なのです。3mと比べて10mだとしても、また様々な接続ルートの合計の場合でも同じです。(しかも半田の接点が多くなることでも劣化します。)

今回提示した結果だけでは『アタックがなまる』ことについては証明できませんが、音を聴くとそれもまたお判りになるでしょう。

例えばライブアルバムがやたら音が細い理由はコレです。

63メートルというとかなり長いと思うかもしれませんが、
商業用のいわゆる”カッコイイよくて大きいおしゃれな”
『THE RECORDING STUDIO』なんて何十メートルも実際ケーブルを引き回しているものです。
エンジニアのいるコントロールルームから見てドラムセットはずいぶんあっち側だったりします。
macやインターフェースを置いているマシンルームは一体どこですか?隣の部屋だったりします!?

江戸前ではマイクからマイクプリまではたったの5m、その先192/ioまでは1.5mの合計6.5メートルで生ドラムを収録しています。一般的なレコーディングスタジオの大体半分以下です。
使ってるケーブルもベルデンの8412という高品位なモノで、1.5mの192/ioまでのd-subケーブルはオヤイデ製。
※ケーブルの型番についてはだめ押しで言ってるだけで、別にカナレでもmogamiでもなんでもいいんです。
ここで言いたいのはケーブルの『長さ』。


マイクだのマイクプリだのコンプだのプラグインだの録音フォーマットだの何bitだの192kだの言う前にもっと、大事なことがある事をここで声を大きくして言いたいのです。



江戸前のレコーディングの音の良さ、
『太い、リアリティーが有る、実在感がある、空気感に溢れている』
の究極的要因はこれかと思っています。


ところでこの実験、やってみて実は僕的には『思ったほどそこまで極端な差がない』という意外な結果でした(笑)
自分で擁護するわけではありませんが、今回は『ラインレベル』での実験だったからなのでは?という疑念があります。経験上マイクレベル(ラインレベルよりケーブルを流れる電気が小さい)でのレコーディングではもっと音の差を実感しますので。(もちろんギターのアンプまでのシールドの長さも同じことですよ。しかもギターから出る信号レベルはとても小さい。エフェクターをたくさん繋ぐ事しかり)
 

次回は時間がある時是非『マイクレベル』の信号で同じように実験してみたいとおもいます。

まったく音とは厄介なモノですわ。。。。

輪廻転生するドラムサウンド

ドラムサウンドは時代を表す。

街で「まんまるメガネ」ってなファッションが何十年ごとに再び流行るように、ドラムサウンドにもその時代なりの流行り廃り、輪廻があります。
だが、サウンドの志向は繰り返してるように見えてしかし成長しています。

スティーリーダンのような程よくアナログ感のあるハイファイサウンドなんてのは永遠のスタンダード。ひたすら上質を目指す音姿勢。
逆にひところ流行ったようなデジタルデジタルしたちょっと固めのニューヨーク系サウンドは今は悪い意味で古臭さを感じざるを得ないです。


ドラムレコーディングの世界ではクエストラブが出て来たあたりから、ドラムサウンドにも実験性が出ててきました(そりゃもちろんリンゴだってやってましたけど)。楽器のチョイスやチューニング、そしてレコーディングエンジニアリングに一癖二癖持たせる。しかもドラマー本人がサウンドをプロデュースする。ただキャンバスに緻密に写実性だけで描くだけでは得られない音の質感をめざす姿勢。

楽器自体も進化してるので、ハイファイでありながらもビンテージの深さみも持つというようなサウンドも見かけるようになってきました。(製品としてはその逆のコンセプトのものはあまり見かけませんけど、あ、keetとかかな)クリスデイブの新作などは今の楽器でビンテージなチューニングを施し、最新の演奏アプローチをしているっていう感じですし。

しかし、この辺はエンジニアリングの進化も関わるのです。もともとレコーディングエンジニアは特に日本ではその仕事の立ち位置としては『受け身』の美学みたいなところがありますから。ところが世界一優秀でドラムを理解しているドラマーがエンジニアとしての技法とセンスを持ち音楽を作る時代。。。。

このようにドラムという原始的な楽器なのに、常に進化して深化してる。海外では。

("海外では"。時間を潤沢にかけて (つまり金かけて)、いろんな楽器やチューニングや録りかたを追求する。まぁなかなかできませんね。。。)

このようにドラムサウンドが進化するのはなぜか、それは逆に原始的なモノだからかもしれない。
 

小口径ドラムセットでクリエイティブなサウンドを作るなんてのも、なかなか現代的であるとも言えるかも。

これからあげるサンプル音源は16インチのバスドラのシライkeetのセットです。

このサウンドはEDOMAELOOPS 神田リョウeditionに収録されているのですが、

そのLOOPで曲にしたものがこれです。日本のもっとも古い音世界の琵琶と今ぽいドラムサウンドって、合うんですよ。『歌』というより『語り』なVocalとも。


私は、ドラムそのものでの次元 (時点) でクリエイティブな『音作り』をしたい。
様々なサウンドを積極的に採り入れていきたい。
アーティストが、許すならば。
というか、許容するならは。

というかそのドラムサウンドがそのアーティストを生む、くらいの順番であってもなんら問題ないと思いませんか?

音楽が、レコーディングが技術的特異点「シンギュラリティ」を迎えたら

これは2015.9.01に書いた記事です。

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今日は昨日呑んでいてふと思った事をつらつらと。
『技術的特異点と音楽』


最近の音楽のソフトウェアや各種デジタル機材の進化と普及はめまぐるしいものがあり、それによって様々な新しい形態の音楽が次々に産まれてきています。
音源やプラグインで作り出せないモノはないのではないか?と、勘違いするほど。

科学技術の世界ではここ30年の間に技術的特異点「シンギュラリティ」というのが訪れるそうなんです。
簡単に言うとコンピューターや科学技術が人間の脳や身体の能力を超えて、下手したら人間がコンピューターやロボットの奴隷になってしまうのではないか?とか(笑)
SFやオカルトのような話しですが、今やまじめな議論の的になってるとのこと。
実際コンピューターやIT、ネットの通信スピードの進化、工学の進化がこのまま続くと間違いなくそんな時は訪れるそうなんです。


これは、こええ。


で、音楽について考えてみた時に、
ロボットが作曲できたりドラムの演奏出来たりって時代が間違いなくくると思うんですよ。
その時に生身の人間はそのロボットに対して何を思うのか?

想像できるのは、それこそ手数とか正確性とかスピードとかは間違いなく負けるだろうと言う事。作曲のスピードも負けるでしょうし、ありとあらゆる音楽の制作や演奏の効率面で人間は負ける事になるでしょう。

で、そんな時きっと人間は言うはずなんです。

「そんな精確なだけの、無機質なロボットの演奏なんてつまらないよ。(それでも充分有機的で感情豊かな演奏をしそうな気がしますが。科学技術によって)」

「音楽は人間が演奏するから面白いんだよ。」

「精確無比なだけの音楽なんてクソつまらない。人間の曖昧さとか不確実性こそ音楽の魅力だ!」

云々。

これは安易に想像できます。

これは安易に想像出来る人間の言い草です。

。。。。



しかし、実は音楽についての技術的特異点はすでに目の前、いや、とっくに来てるのではないでしょうか?

レコーディングにおいて編集やら音作りやら、サンプリングやら、アンプのシミュレーションやら、ある意味出来ない事はありません。

しかも、それらの一見便利と思われるハイパーな道具やソフトウェアを使いこなすどころか、実はその道具に使われてるというか、振り回されてやいましないかと。それと有り余る無駄な情報に。実感を伴わない無機質な情報に、

我々純粋な人間、ミュージシャンが。
振り回されている。。。


そんな事を昨日「いせや(吉祥寺の老舗焼き鳥屋)」での最も信頼し尊敬するアーティスト•ミュージシャンとの語らいで二人して思った次第です。

エモーションがない、音楽に感情がないよねって。。。

「本当に私たちの時代だよね。これからは」って。

30年たったら間違いなく上のようなことを言い訳してる人間が出てくるとすると、だから生にこだわるというのは間違いなく30年進んだ考え方、進んだ音楽といえますね(笑)wwwwwww

ま、極端な考え方なんですけどね!(笑)



生だよ生。
ドラムも生。
演奏も生。

ビールも生。

あれもこれも絶対生!(笑)

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とまあ2年以上前の記事ですけど、この記事だと

『人間の感性や表現の方がAIより優れている』という前提で書かれていますよね。

いや、2年以上経過して今思うのは感性や表現力ももしかしたらAIは人間を超えてくるのではないかな、ということ。

最近のGoogleを見ていると検索アルゴリズムであったり翻訳能力であったりに、人間の感受性を超える能力を感じるのです。それは音楽含む芸術分野でも一緒ではないかなと。

これは人間、どうしたらいいんでしょうか。

より人間らしく、美や本質に忠実に生きていくしかないのかなと。他人や情報に惑わされず。

昨日のBLOGに引き続き思ったことなのでした。

 


 

今回はレコーディングに関係のない社会的な話題。SNSにインスパイアされた。

 氾濫する情報や動画とかにどう向き合うのか。


世界最大の企業のひとつ、グーグルの検索エンジンの進化の歴史というのは「氾濫しまくる情報をいかに取捨選択して、スパム的で重複的なコピペサイトやページ、検索者のためにならない情報をいかに排除するか」、を追求してきたことだそうです。


たとえば「レコーディングの技法」として検索しても、無駄な情報や製品の提灯記事しか上に上がってこないならば、誰も検索しなくなるしネットの価値はなくなるわけですよ。


江戸前でもこうしてサイトやブログで「読んだ方のためになるかはわからないし保障も出来ない」レコーディングや音楽、ドラムについての情報をまぁ、発信してる訳ですが、大なり小なりみなツイッターやインスタで自分を発信出来る。インスタ映えというより「ネット全般映え」ということでしょう。


個人が何かを発信していくときに、それを上げるか上げないかは自由なのですが、それを「グーグル検索のAIがどう判断するか」を仮にイメージしてからにするといいかもしれません。


最近は、文章の理解力であったり読解力が人間様よりグーグルのロボットの方が上なのでは、という事をとても強く感じています。


(ドラムの上手い下手や音楽の美しさの判断も!?)


つまり、下手な事をやったり書いたり発信していると、グーグル様に相手にされなくなってしまうのです、


人に相手にされる前に、ね!


ちょっとしたSNSの出来事を見て思いました。



ちなみに次はAIが人間を超えた時どうなるか、のブログをUPします。

(だだし過去記事として。「過去」、ここ重要)

FullSizeRender.jpg

 ラディックの営業車とともに

昨日のメタリカサウンドの補足

 昨日はメタリカのサウンドや演奏がどんなにぶっ飛んでいるか、振り切ってるかを書きました。

 

で、丁度よくドラマーのラーズの

「俺はテクニックには興味がない。

いかにメタリカというバンドのドラマーであるかに拘っている」

というようなインタビューが出て来て(笑)。

 

レコーディングにはテクニックだけでなく、音質や機材のクオリティも如実に関わってくるわけですけども、メタリカがそれを蔑ろにしてるわけではもちろんなく、スタジオやスタジアムに着いて自分の立ち位置、ドラムスローンに座った瞬間にそれが全てベストコンディションに整ってる環境にいるということは言うまでもありません。

 

ラーズがドラムの音に無頓着なのではなく、最高のサウンドや状態が「優秀なスタッフたちの努力により」既にそこにあるからである、

 

というのを忘れてはいけませんよ。

(笑)

 

 

(もちろんメタリカ側が報酬含めた最高の労働環境を彼らに提供しているからその仕事が出来ている。というのも忘れてはいけません。)

 

TOPが一見立ってないように見えるけれど、実はしっかりシンバルの裏に小さいマイクが立っていますね。

コストコに連想されるメタリカによるレコーディングでの振り切り感

コストコに来ている。まず、なにもかもスケールが違う。 

まず広い(笑)テレビから薬からタコからイカからコンタクトレンズから花からテントまで何でも箱売りしている。(笑)

 マジック20本入りとかハサミ5個入りとか、誰買うねん!(結構売れてる)一事が万事この調子でとにかく振り切りが凄い。

 お食事処のホットドッグは死ぬほどまずく、カスタードはただ酸っぱいだけだし、スムージーは死ぬほど甘い。。。酸っぱさや甘さは日本のそれとは三倍くらいの差があります。

全ての納入業者に商品のパッケージをコンテナの規格に合わせさせるチカラ技に憧憬?すら覚えます(笑)確実に他より安さ感はありますがどんぶり勘定的に見えるところも良い。

とにかく振り切ってる。 

 

これで思い出したのが何故か「メタリカ」(笑)。

 あの、賛否ではなく否定意見ばかりだった「デスマグネティック」の超極端な大音圧汚れマスタリングや、古くは「メタルジャスティス」のベースの極端な小ささ。「St.anger」のこれまた極端なスネアの高次倍音。

誰に何言われようとシラネー、俺らのカッコいいと思ったことしからやらん! 

 みたいな振り切りにコストコに似たアメリカ文化を感じます。

 「味噌汁の具?そんなにいらないって?

シラネ」 

みたいな。 

 

ラーズ『なに?僕のドラムがよれているって?

全くナンセンス。お前はグルーヴのクの字も知らん、うせろ』

 

とか言ったとか言わないとか。。。(笑)

 

 

 こういう振り切ったレコーディングを是非してみたいし、そういう振り切ったアーティストほど今求められる気がします。

 

 ギターウルフ的な。

 

 

レコーディングでのミュージシャンの自信のなさと自身に対する度量の話し。

ミュージシャン(特にアマチュアに多い)にはよく謙遜してなのか、それが日本人の美徳なのかわかりませんが

「いまの演奏、良かったのか悪かったのか、自信がない。」

「いまの歌、まぁ歌えてるけどピッチが不安定なところが多く、いい歌に思えない。」

「勢いがあるドラムだけど最後少し走って雑な感じになってるのがどうしても嫌でやりなおしたい」

等々でゴネる人がいます(笑)。

 

そんな時周りのメンバーやスタッフは

「いやいや、そこを含めとってもいい演奏だからこれで行こう!これが最高」」って思ってることが圧倒的に多いのですが、その周りの人がいいと言ってるのに耳を傾けないような「人格」がその人の素晴らしい音楽性に傷をつけてる状況にレコーディングでは良く遭遇します。

 

みんながいい演奏だったと気持ちよくなってるのに、ひとり反対するかのように自信がないとか単に演奏の精度がとかで、水を指す。

 

これはレコーディング自体のムードを悪くするし、周りの人間から見ても作品のイメージをとても悪くする行為。

 

なんて勿体無い人なんだろう。。。 

 

ドラムに例えるならば、そのちょっと走るぐらいの前のめりなビート感がとても魅力的で個性になっててカッコいいドラマーがいるとすると(もちろん日頃もっといい演奏が出来るように努力してるドラマーであるとして)、

「うん、少し走ってるけどこれはカッコいいよね!」と、言える人格な人だととっても器が大きなミュージシャンぽくてカッコいい。

 

しかし、

 

「いや、あそこのこの部分が◯◯で。。。」なんて、自分に対しての度量が小さい人だったりするとほんとにその人の音楽までつまらなく思えてきてしまう勿体無さ。

 

ドーンと自信持って構えてるミュージシャンと、自信なさげにチマチマやってるミュージシャン。どっちが素敵ですか?と。

 

たまーにそういう残念なミュージシャンがいるので、注意したほうが自分の為ですよ。

 

人が良いって言ってくれてるのを受け入れて「ダマされる」能力を持ったミュージシャンのほうが音楽もプロジェクトも上手く行ものです。 

 

※スタジオミュージシャン系の現場だとある意味真逆で、周りがいいと言えばそれで万事オーケーという場合が比較的多い。けどもちろんその中でも音楽をちょっとでも良くする為にストイックにテイクを重ねる人がいて、それは現場の性質にもよりますが、ある程度テイクを重ねて「いろんなアプローチを試してくれる人」の方が逆に信頼出来るってのもあります。

 そこの現場での物事の進め方こそ実はプローデューさの度量だったりするわけですが。

一発オーケー当たり前のミュージシャンだけど時間に余裕持ってスケジュールを組んでいるか?とかね。。。 

音楽は走ってるから録音しよう。

 昨日のブログでは

「音楽は走っている」

と、書きました。


それはレコーディングスタジオでの演奏のテンションは常に移ろう、という意味ではありましたが、実はもっと大きなスパンでも走ってると言えます。


例えば、ただのリスナーであった人がなんかのバンドやミュージシャンのyoutubeとかに衝撃を受けてものすごく「うおードラム始めたーい!いますぐドラム買いたい!!」「ギターだ!時代はギター。ギター欲しい!いますぐやりたいーーー!」。て思ったとしますね。いわゆる初期衝動。


これってある意味そのミュージシャン(それをきっかけにその楽器を始めるとしたら)は全速力で走ってる瞬間なわけです。(笑)


パンクバンドとか高校生バンドてのは、この初期衝動的な「佇まい」「様子や雰囲気」がとても大事で素敵だったりするわけですね。


「うわー、演奏はズレズレだしたまに、間違ってるし。。。

けどなんかすげえかっこえええ!」


極端ですが「この、高校生にしか出せないような純粋な感じ。初めて同級生のあの女子とデートするみたいなテンション感。あの初キスの初◯◯◯のドキドキ感」


みたいなものが、パンクや高校生の音楽だけに限らずどの世代やどんな経験のあるミュージシャンにも、人生にはその都度あるはずなんですよ。極端な話し。それはなんのジャンルでも関係なく。


それは、そういうシーンというのはそのミュージシャンが「走ってる」からだと思うんです。


つまり、


よく、レコーディングするにはまだまだ経験が浅いので。。。レコーディングするほど上手くないので。。。


バンド結成したばっかだからもうすこしまとまったら。。。


というのはもったいない!

ってことなんですよ。


実はその未完成で不完全な「走ってる」状態こそレコーディングに残すべき音楽的な一瞬。上手く言えないけど、今はわからないかもしれないけど、何年何十年経った時に「残っててよかったこの写真」「懐かしい」「この時代があったからこそ今の自分の演奏や地位がある」

と、思えるわけだし、それは「そん時しか録音できなかった」尊い音楽なわけです。その下手だけど全力疾走してる様子をレコーディングする経験というのは、死ぬ程財産になるというのだけは言っておきましょう!


だから、録れ!録ろう!録るべきだ!


しかもなるべく同時録音で。

いや、初めてのレコーディングほど同時でやるべきです。

一生に一回しかないチャンスとシーンを濁らせてはいけない。。。


別々に録れば録音のクオリティが上がるかどうかはまったく違う話しであって。(これは蛇足でした(笑))

『走る音楽』。それはレコーディングで捉えるべきモノ。

「走る音楽」

みんなが意外と知らないのは「音楽が走ってる」ということでしょう。特にレコーディングにおいてはそのすぐ走り去る音楽の決定的瞬間を確実に捉える必要があります。つまり同じように演奏していてもテイクを重ねると鮮度が落ちてくる、だから精神が最も乗っていて集中力がある迫真の演奏を確実に録音、作品化しなければならないということですね。


これは昭和の写真の大家土門拳の「走る仏像」という名文より頂戴・インスパイアされた言葉。

以下引用:::::::::::::::::::

仏像は静止している 伽藍は静止している
もちろん境内の風景は静止している と だれしも思うだろう

わたしも長い間そう思っていた

ところが或る日
宇治の平等院へ撮影に行った帰り鳳凰堂に別れを告げようとして振り返ってみたら
茜雲を背にたそがれている鳳凰堂は 静止しているどころか
目くるめく早さで走っているのに気がついた

しばし呆然としたわたしは 思わず「カメラ!」とどなった

すっかり帰るつもりでいた助手たちは
げっそりした顔でカメラの組み立てにかかった
その間にも鳳凰堂は逃げるように どんどん どんどん走ってくる

「早く 早く」とわたしはじだんだ踏んだ
そして棟飾りの鳳凰にピントを合わせるのももどかしく
無我夢中で一枚シャッターを切った

たった一枚

土門拳

引用終わり::::::::::::::::::::::::::::::

 

土門拳は写真の鬼と言われる不世出の芸術家。
彼の仏像写真はホンモノ以上にホンモノであり、今にも動き出しそうなリアリティがあります。

その氏が言うには、止まってるはずの仏像やお寺・伽藍にもさらに決定的瞬間があるということなんです。

知識としてやリスナーの経験として皆さんも音楽には鮮度がある事ということは知ってるかもしれませんが、音楽を実際演奏している者にしかわからない、した事のある者にしかわからない厳密な瞬間というものがあって、レコーディングとはエンジニアやスタッフも一体となり、その瞬間を捉える必要があるのです。

演奏者がベストなタイミングとテンションでその一瞬に達するように、そしてその瞬間を確実に捉え録音し、リスナーとCDを買ってくれるお客さんに届けるのが、レコーディングスタジオの仕事であり、音楽業界に携わる人間の仕事といえませんかね。

ミュージシャンはただ漠然と演奏すればいいわけではない。
エンジニアもただ単にマイクを立てて録音すればいいわけではない。

出来の悪いスタッフが狭いスタジオの中を『走りまわってる』ような非効率の中ではそれを捉える事は無理に近いような気がします。

(もっと広い視点で言うと、バンドが走っているというのもあります。バンドの状況やコンディションやテンションは移ろいやすいという事。状態の良い時期にレコーディングは瞬間的に敢行しなくてはならないんです。で、これがバンドの運営で最も難しい。。。)

 

 どの一瞬の鳴りを録音するのか。。。。。。最高の1音を捉える難しさよ。

どの一瞬の鳴りを録音するのか。。。。。。最高の1音を捉える難しさよ。