ビンテージ系ドラムサウンドのすげぇところ

 ツイッターに

「自分がプロデュースしたりディレクションする時は殆どがクリック無しで、「もっと前で」とか「大サビなったら走ってくれ」とかいう内容に終始する(笑)

クリックに合わせて叩けるひとよりそういう音楽的な解釈をすっと理解出来て、すぐ実現できるドラマーが好きです。」


と、書いたんだけど、まあそれは「クリックに合わせてまーす!」って感じになっちゃうドラマーやアンサンブルが嫌いなので、だったらクリックいらんやろ!

ってのが元々の発想なんですが、すごいことに気がついたんですよ、さっき。独断と偏見ですけど。


自分の好きなそういった「走ったり揺れたり”自由自在なグルーヴ”ってラディックとかロジャースとかのビンテージ系のサウンドの楽器じゃないと音楽的に聞こえ難いんじゃないかなって。


極端にいうと、いまのメタル系とかエクストリーム系?とかの音色やヒュージョンぽい無駄にハイファイな音色の楽器だと美味しく聞こえないんですね。(独断と偏見)


つまり、あのふくよかで程よく余韻があり全体が一体化してるドラムの音色がグルーヴを補強してると思うんすよ。


なんで打ち込みのドラムがキモいのか。

それは毎回同じ音色やパルスが繰り返えされるからなんです。(多少レイヤーしてるとしても)

毎回ちょっと違うから気持ちいいんですね。どんなにショットが安定してても毎回違う。

街を歩いてる人間が全部同じ顔だったら気持ち悪くないすか?


朝ドラの登場人物が全員同じ顔だったらキモいすよね。


そういう曖昧さを優しく包み込む音色と、そうではない音色ってドラムにもある気かするんですねー。


レコーディングではそういう部分を大事に録らないと

「意味ないよ」

 

 

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山形のド田舎で公務員やってる古い友人のドラマー。包容力すごい、人としての。 

歌手•ボーカリストのドラムの音色の考えかた。

最近良く思うのだけど、ボーカリストのみドラムの音色に対して「別の」感覚を持っている気がするんです。


普通、ギタリストとかベーシストつまり楽器の人からすると

「(俺の)邪魔にならない音•音色」を求めてる気がします。


で、ボーカリストはどんな音を求めてるかというと、

「気持ちのいい音」なんですよ!


ギタリストなんかは、自分の音しか聞いてないから気持ちいい音かどうかってより「邪魔しない音」が欲しい(笑)ソリスト系のミュージシャンに多いですね、ギタリストに限らず。


ボーカリストはその歌いやすさのためや「自分が主役である」という自覚や自負があるため、音数がシンプルである事を要求します。

しかし、シンプルなだけではだめなんですよ。「心地いい音色」を求めているのです。シンプル故にね。ドラムだけでなく全ての楽器に。


ことドラムでいいますと、音数が少ないけどもリズムの隙間を心地よく感じさせる音色を無意識に求めています。


ただ分離がいいだけ、アタックがあるだけ、派手なだけの音色では気持ち良くないのでしょうね。イコールそれは歌いやすさと同義。


音符と音符を繋ぐ、心地いい音色を求めている。


そもそも「邪魔」とか「気持ちよくない」音色を出すってのは演奏家としては言語道断なのですが、マイナスをプラスにするための考え方ではなく、良いものをさらに良くするような考え方を演奏にも音色にも当てはめて行けるようにしたいですね。


音が良いなんて当たり前じゃなきゃダメなんですね。



さらに音良く、さらに高みへ!


と、チョー有名な歌手がなぜドラマーをコロコロ変えるかの話をきいてて、答え合わせが出来た次第です。

ていうか、ほとんどの一般国民•リスナーはこの歌手の感性と一緒ですよ。きっと。 

 

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きゃぁ、江戸前さんのドラムの音色チョーいいんだけど ♡酒が進むわ♡

ANZU 

音を信じ伝えるといふこと

 あるあるなんですが、

ウチで録った時点にその場で「素晴らしいドラムの音です!!!」って感動していたようなサウンドが、本人自身がミックスした完成品を聞かせてもらうと全然別な音になってることが多いんです。何でこんな事になるのか。音についての真のイメージを持ててないのか、「弄ってなんぼ」というやってしまうのか。

どのように悪くなるかというと、

レンジが狭くダイナミクスもなく歪みっぽくなって平面的なサウンドになっている。

「音の悪さ」 の三拍子揃った感じにしてしまっている。


「わかってる」はずなのにそういう悪い方向に改悪(してるつもりはないのだろけど)してしまうというのは、ミックス作業というプロセスを安易に考えすぎているということなのでしょうか

そもそも、音を信頼していないんだろうな。。。


今目の前にそこにある音を、そして「いい音だ!」と思った自分自身の感性すら信じていないのかも。


もっと信念というものが音には欲しい。

 ネットに書いてる「ドラムサウンド処理テクニック」「ミックス技法」「コンプやEQ」の使い方。

 

みたいのを全て無視してやってみるのが一番いいでしょうね。 

 

 昨日奈良の唐招提寺に行ってまいりました。京都や同じ奈良でも東大寺の喧騒とは全く違うくて静かな御寺。

 鑑真和上が中国から自分の信じる「仏の教え」と「戒」を授けるために何度も渡航に失敗しつつ最後は盲になってまで「信じる仏」を信念を持って伝えに来たその証である唐招提寺。

なにかを伝えることの尊さ、難しさは誰でも等しく情報を発信出来る•情報を得ることの出来る現代では考えられません。 

 音楽を表現し伝えることとは一体なんなのでしょうか。。。

唐招提寺の桜。いや、梅? 

唐招提寺の桜。いや、梅? 

シンバル沼の畔より眺るといふはなし

昨日は、山の会(山村牧人氏、横山和明氏、山本拓矢氏の三氏)を中心としたシンバル沼の住人達の会を眺めてきました。

講師陣には他に小出シンバルの社長さん、ARTCYMBALのこれまた山本さん、テックの土田”つーちー”さん、シンバル加工の旗手延命寺さんという、もうここに爆弾落ちたら日本のシンバル終わるレベルのメンツ。お客さんにも某DMの編集長からあの方やらこの方まで。。。


自分がこういった会合に参加するにあたってはまず、シンバルの新製品が!とか、シンバルの材質が云々!とか、シンバルを加工するとどうなる云々、とかそういうことをもちろん学ぶ為ではあるけれど、なによりもシンバルを作るひと愛するひと、それを基に素晴らしい音楽を奏でるひとを「感じる」為と言えます。
そういった人々やその技術や歴史•文化を理解し敬意を持たなくてはそれを「録音」したり「ミックス」することは出来ないと思うからです。

コンサートの音響の世界は「PA」から発展して「SR」と呼ばれています。
つまりパブリックアドレス=”拡声”だったものが、近年の会場の大型化に伴いサウンドレインフォースメント=”音の補強”という意味合いに変化してきたとは、つっちーさんの弁。

その通りです。レコーディングの世界はそれの最たるものです。
音楽の表現のためなら「補強」だけでなく「改変」「編集」すら厭わないわけです。

その時にシンバルだけでなく太鼓全体•楽器全体•音楽そのものに対する理解と敬意がなくては「補強」どころか「損壊」を起こしてしまう。

そういったことが起きないように、その理解を深めるためにこういった会にお邪魔するわけですよ。

音楽に「職業として」携わる人たちは今一度この視点を忘れないようにしたいものです。


つっちーさんの弁によると、「ダークなセットにはブライトなシンバル」逆に「ブライトなセットにはダークなシンバル」を組み合わせるとよいとのこと。
これも納得ですね。シンバルがキラキラしすぎているとドラムサウンド全体の重心が上がったように感じますもん。
またそれは音楽全体•ミックス全体の印象すら左右するのです。さらにその叩き方自体がサウンド全体を支配することすらあります。

参考ブログ
https://www.edo-mae-recordings.com/blog/2018/3/14

他にもARTCYMBALの山本さんの
「シンバルには音の指向性がある」
という話しが面白かったですね。

マイクはもとより弦楽器や管楽器やアンプ類に指向性があるのは身近に感じるのですが。。。

参考ブログ (江戸前的シンバルの選び方にも言及)
https://www.edo-mae-recordings.com/blog/2017/8/23

とにかく為になる「シンバル沼の会」を沼畔から眺めた件についてのブログでした!(笑)

『スネア女子』スピンオフ『ロジャース女子』公開中

https://www.edo-mae-recordings.com/snare-girl/rogers-girl-anzu

ドラマーでも分かる算数

 江戸前調べだけど、誰よりも早く叩きたいとか、誰よりもテクニカルでありたいとか、誰よりもデカイ音で叩きたい!というのは沢山あるけれど「誰よりもいい音で叩きたい!」という人が圧倒的に少ない。(じゃ、何を基準に楽器を選んでるの?)

「いい音」とはドラマー以外にもわかってもらえる「唯一」の要素です。

ちなみにドラマー以外=クライアントになる可能性がある人物

という事実を忘れすぎてる人が多い(笑)

 

 

体感だけど、ドラムにテクニックやスピードを必要とする音楽というか「現場」数を1とすると、それらを必要とせずいい音を必要とする「現場」は5はある。また、テクニックじゃなく「サウンド(グルーヴ含む)」を徹底的に追求しているドラマーはプロ志望4人に一人ぐらいの印象。つまり。。。

つまり5x4で、テクニック志向のドラマーよりもサウンドやグルーヴ志向のドラマーの方が仕事が20倍ある計算になる。


気がつこうよ、早く。なるべく20歳頃に。。。。。(笑)


人生変わるってば。


手数やスピードだけ重視する業界全体の雰囲気が良くないのだというのを某専門誌の編集長ともよく話ししてる。だからこそこ先のドラムコンテストであったわけで、真の意味でそれを理解出来ていたエントリードラマーは何人いたのだろうか。。。。

ホントに切実な島国的な問題。

 

 ちなみにドラマーには算数だけでなく国語も大切なんです。

そのコンテストの応募要項読んだんでしょうか?タイトルは「アンサンブル」じゃなかったですか?(笑) 

アンサンブルは日本語じゃないか(笑) 

 

 あとはコミュニケーション力かな。

一言多い奴って嫌われるでしょ? 

ドラムのフレーズもなんかサービス精神か何かしらないけど、ちょっと個性入れてやれ!とか一工夫入れてやれ、一発目立ってやれ。。。 

 それが要らないの。

 

レコーディングのエンジニアリングもしかりだよ。タムのこの余韻切っておいてあげよう、タイトにしといてあげよう、アタック付けといてあげよう。

 

その大きなお世話は全く必要なし! 

おととい来やがれ!。 ←余計な一言の例

 

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新年にあたりドラム業界を憂う戦士達(ISEYA前にて)

本当の『抜け』とはなにか。

2019年明けましておめでとうございます。

さて最近滞りぎみのブログですが、新年1発目は全ての楽器に言える音の根本問題・みんなが固執する

音の『抜け』について書きましょう。

昨日ウィーンフィルのnew yearコンサートを見ていたところ、一発のシンバルがいい音だな〜〜〜ってなんとなく思っていますと、twitterで某オーケストラ関連の仕事の方が

『ウィーンフィル見てます。やっぱシンバルってこのくらいの鈍さがあっても良いと思う。最近のは上がで過ぎ』と書いていて

自分はすかさず反応。『それは本来の抜けじゃないんすよね。 さっきの一発の話しすね(笑)』と

するとOさんは

『そうなんですよ、さっきの一発ね。今のピアニッシモとかも抜けていて情報量が多いですよね、シンバルだけマイクで狙ってんのか?ってくらい前面に質感が飛び出てて凄い。音量と硬質化で戦争してんじゃないんだってことがわかればもっとよくなると思いますよ。』と。

ようするに『抜け』ってHIが出てればいいってもんじゃないってことをウィーンフィルの奏者は分かっているということ。

田舎のうちの父親が相当耳が遠いのですが、TVの音質調整を『Hi +15』とかにしていとても聞いてられないんですけど、『大いなる勘違いです』

そりゃ高域が特に落ちてるのはわかりますけど。

ご老人を呼び出す病院の待合室の呼び出しのアナウンスで甲高い声を出したりは逆効果。診察中の話しかけもしかりで優秀な医者は低いトーンで優しく語りかけるとなんかで読んだことがあります。

そうつまり、ジャパネットたかたのあの社長の声は実はテレビ的なキャラクター性は別にして、老年代への音声認識的には弱かったと言えるのです。ちょっと低めに話すだけで2~3割さらに売り上げが上がったかもしれないのです。(しらんけど)

またこういうこともありました。昨年夏甲子園を見に行ってんですが、なんと全くアナウンスが聞こえてこない。さしすせそしか聞こえないというwwwwww

これも音響会社のおおいなる勘違いでして。。。。。そういうチューニングにしちゃってるんですね。これはプロ音響という分野として考えて相当やゔぁいことだと思うんですけど。入札で安い業者にしてしまったためなんでしょうか(笑)

特にドラマーさん、耳が悪い方が多いのとHiが落ちてる方が多いので、パイステとかのキラキラ系のシンバルを選ぶ方が多いです。もちろんいい音色ですけどそんなぶっ叩いたら音が崩壊しますよって。だったらもっとダーク系のシンバルの方が全然抜けてきます。

最近の楽器はシンバルからベースからフルートに至るまで音が硬いのが好まれる傾向ですが、すべてとは言いませんが『この勘違い』からきているところが多いです。

平手のパシっていうビンタより、グーによるボディブローのほうが効くんですよ。

自分の音が抜けてこないと悩む方々は、まず、Hiを下げて中低域の扱いに気を使った方がいいですよ〜〜〜

音の『抜け』とは、キラキラ感ではなく

『そこにあるという実体感』

なのです。

日本のMIXはHIの競争で結果LOWのない薄っぺらい音になってるのもこういうところから来てますね。絶対。

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ドラマーの「ステージ」によりサウンドが変化する話しから発展させて。。。

 ドラマーの人気とドラムサウンドの関連性の話し。


みんなどんなドラムサウンドが好きですか?

タイトな?ドカーンとしたやつ?

甘いやつ?辛いやつ?


ドラムはアコースティック楽器でマイクを通してさらにミキサーやスピーカーを通して聴くことが多い楽器ゆえ、マイキングやミキサーとかの「都合」に上手く調和させて発達(または退化)して来た経緯があります。


そう、ドラムサウンドの変遷はコンサートの大型化と無関係とは言えないのです。

東京ドームでドラムを鳴らすとどうなるかは想像できるでしょ?パシってやってもパーァぁぁぁーン!

みたいな。

現代のドラムセットはそういった大型な会場での聞こえをかなり重視します。大手ドラムメーカーの主たるエンドーサーがそういったクラスのドラマーになることは色々なカタチで自然なわけですし。また、人気ドラマーのほうが宣伝効果は大きいですからね。そしてそういった「ステージ」で活躍するドラマーの意見を多く取り入れ製品を開発するのも当たり前のことと言えます。


ただ、本来音楽に求められるドラムの音質とそれが一致してるかは、人やジャンルによりわからないものです。


とあるドームクラスのドラマーはそこには多いに悩んでいました。

現代のドラムセットでは自分たちの求める音楽に本来合うサウンドは出ないと。

(しかもボーカリスト氏がやたらドラムにうるさいらしい(笑))

それはストラトにレスポールの音は出せないみたいな話しです。流行りとしてストラトばかりになってしまってると。(実際のギター業界はしらん(笑))


誤解を恐れず言うと、ドラマーは本来出したいサウンドを出せずにいるのかもしれないなって。

PAさんとかからも(残響多いから)チューニングをもっとこうしてくれ、こういうドラム使ってくれってオーダーが来てしまいますし、結構そういう要求は絶対的だったりするし。(エンジニアさんが言うんだからそうなんだなって思ってしまう効果。人気あるドラマーでも先輩の業界人の話しはよく聞きますもの。謙虚な人だから人気出るし可愛がってもらえますしね。しかしそれとこれとは別な話し)


レコーディングを振り返ってみてもそういう「いい音」を出しても勝手にカットされちゃったりするし。


ドラマーが大きい会場でやるようになればなるほど、必然的にタイト目なサウンドが「現場で」要求されてしまうことが、いつのまにか本来自分の好きな。そして出したい音とはかけ離れていってしまってる可能性は大いにあると思います。

また、その人その人のドラムサウンドとは本来経験の中でアップデートされていくものだと言えますが、あれよあれよとビッグになってしまったドラマーはそこをすっ飛ばして「大型ステージ向けの楽器」に定着してしまうこともある。


レコーディングなら色々試せるわけですが、実際何セットも手配してスタジオに持ち込むのは今時難しいところもあるし、ドラマーがほんとにいい音に気がつく環境ということについて、本当に早急に考えなくてはならないなーと思います。


みんな一台づつドラムセットを所有して、ライブも毎回持ち込みで、バンド入れ替え時のスピードや手際の良さ(チューニング含む)まで「見られてしまう」アメリカのドラマーがいかに厳しくかつ、いい環境で育っているか。

こりゃ日本のドラマーは追いつかないですよ。


みんなで考えないと!

みんなで!

 

↓日本一ドラムの事ばかり考えいる方の一人。「さあお前も一緒に考えるんだ!!!!」

photo by 江戸前。 

※今月発売のドラムマガジンでは工藤義弘さんの素晴らしすぎるドラムサウンドとソロの演奏が聴けますよっ!

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あんなに絶賛されて買われてる機材や「ひと」ですら実は信用されてないかもしれない件。

あなたはやってませんか?


せっかくいい音だと信じて惚れて買ったベースにプリアンプやEQを過剰に繋いだり、してませんか?


プリアンプの定義もある意味難しく、ベースの中に埋め込まれてるのもあれば、エフェクタータイプのやつもある。

埋め込まれてるタイプは簡単な補正や方向性づけの為のもので、エフェクタータイプのモノは積極的なキャラづけのモノといえましょう。しかし、二重で処理してることには変わりはなく、それはコンタクトしてるのに関わらずまたメガネを掛けてさらにサングラスかけてるみたいなものだと、思いませんか?


この場合、当然ですが「コンタクトに来てる光はメガネを通ってる」わけです。メガネの傷や曇りを通して。


コンドーム二枚重ねみたいなもんでしょ。


彼女にコンドーム二枚してくれなきゃやだ!と言われたとしたら、それは

「信頼されてない、嫌がられてる」

ということになりませんか?(笑)


つまり、過剰な処理をするということは根本的に「その音を信頼してない」ということと一緒だと思うんですよ。


レコーディングに纏わる様々な処理は、この「信頼してないから弄り倒す」ということをしているように感じることがとても多いです。

EQ、コンプ、マキシマイズ。。。


どんなに素晴らしいサウンドのドラムを持って来たとしてもその過剰な音の処理は、

「信頼してないんじゃないの?その音の良さと自分の感性を」


大好きなドラマーやプレイヤーを連れて来て最高の演奏をしてもらったのに、「エディットする」んだ。。。。


素晴らしい歌だね!って言ってるわりに過剰なピッチ修正??


本人の歌じゃないじゃん、最早。。。。


どんなに素晴らしいマイクや機材を持って来てレコーディングしても、過剰に弄りすぎて本人はさらにいい音に飾ってあげてるつもりが

「何を着せてるんですか?。。。。」


しょっちゅう機材を買い換えたりする行動しかり、もっとその楽器や機材やそして、「ひと」を信頼してあげなきゃダメだと思うんですけど。


最近ほんとにイラっとくるのは、こういうことですね。


僕はこういうことを一切やっていないし、今後も一切やらないことを宣言します!

CM

江戸前では『スタジオ代金カスタマイズ制』を導入しました。

内容、掛ける時間数日数、音の方向性等ご相談ください。

手取りはやくLINEをいただいても構いません。ID : em0510gs

お知らせっ

BLOG、おひさしぶりですねぇ。

何人かはお気づきかと思いますが、当江戸前のサイト内ではレコーディング料金の表記をなくしました。

今後はお値段はそれぞれのクライアントさんとのご相談の上決定していこうということにいたしました。

例えば高校生さんと沢田研二さんが同じ料金というのはあり得ないわけです。予算が違うんですから。

メジャーも予算がないのは百も承知ですがさすがにアマチュアさんと値段が同じというのは。。。。

またレコーディングの性質にもよります。若いBANDさんが目をキラキラ輝かせて『⭐︎初めてのレコーディングなんですけど⭐︎、でもいい音で録りたいんです⭐︎、しかし皆BAITであんまり予算がなくて、、、けど!音は妥協したくないんです⭐︎⭐︎⭐︎』みたいなのにこちらが気を効かせたくなるのは人情ですし、音楽を真剣に考えている人を応援したくなるのも物理みたいなもんで。江戸前の。

実際、音楽を不真面目に舐めて考えている人たちほど方法やお金で揉めます。だいたい(笑)

そういうトラブルは音楽の神?に失礼。

江戸前でレコーディングを検討なさっているお客様とはやはり単純にリハスタのようにいついつ何時で予約おねがいしま〜〜〜す。→当日になってどんなバンドさんなのかどんな音楽なのか、レコーディングでどうしたいのか、が判明するようではいい音楽になりにくいですし、効率もきっと上がりません。レコーディング初心者ほど当然非効率なレコーディングをしがちです。当然ですよね、やったことないんだもん。

なので、もちろんお金の面・予算の面のご相談を含め事前に音楽性や求めるサウンド、レコーディングのやり方や方向性を事前に詰めておきたいんです。

そのためにはやはり緊密な打ち合わせが欲しいです。で、そのためにはまず『レコーディング料金の問い合わせ』を必須にせざるを得ない状態がいいと思ったわけです(笑)

もちろん基本料金設定はありますし、いままでもおせわになっているクライアントさんは今まで通りの料金でやらせていただきます。

が、新しいクライアントさん、バンドさんはまずお問い合わせください。

だいたい非効率な方法でやってるせいで2~3割予算を無駄にしているなんてのは、『ざらです』から。。。。。

一例:レコーディングでギターの調整が甘いことに気がつきそこで全部の竿のオクターヴチューニングチューニングが必要になり1時間無駄。とか。。。。(だいたいメンバーがそれをできないので僕がやらざるを得なかったり。。。)

レコーディングってただ録音してMIXして、、、だけでは済まないんですよ。。。

まず予算含め私に相談してくださいね〜〜〜〜

2~3割予算圧縮できますよ。『うちがディスカウントしなかったとしても!!』

著者近影

著者近影

ドラムの音が悪いのはベーシストのせいかもしれない話

 ドラムでも何でも楽器はパワフルにありたいとか大きい音量を出したいとは言っても、その力加減には限度や高度なスティックコントロールが必要なのは誰しも否定しないでしょう。


かなり久しぶりなブログは、ドラムの音を悪くしてるのはベーシストのせいかもしれないという件です。


誰もがいい音を出したい自分の音ははっきり聞こえたいと思うものですが、こと特にベーシストに関しては注意というか他人への思いやりが必要です。どんな楽器でもかもですが。


ベースは低音楽器であるがゆえにステージ上の「音場」に非常に影響を与えます。なぜなら低音は高音をマスキングしやすいですし、単純ベースの音がでかすぎると訳がわからなくなります(笑)。

つまりベースがデカかったりむやみやたら低音を出しすぎると他の楽器のトーンが喰われ犠牲になる。というかそれ以前の問題にPAがコントロール効かなくなるなど。


特に音量を自らの肉体でコントロールしなくてはならないドラマーは無理な叩き方になってしまいます。

いつもレコーディングでいい音で叩けている人でもライブだと力が余計に入ってしまったりしませんか?。

(そこは敢えてレコーディングとライブでは叩き方を変えてる、という人も多いでしょう。セッティングしかり)


普段とは違う無理に力が入った叩き方だったりになるといい音がする、訳がありません。


ドラマー本人で様々なシチュエーションで叩いてる方なら経験上知ってることかもしれません。プレイにも変化が出るでしょうし。


ただ、こういったことはなおさら素人のお客様のほうが敏感だったりします。

今日◯◯さんの音が悪かったなぁって。(PA云々の話しでなく)

時に、鋭い人は他のメンバーが◯◯さんの時に限ってなんか良くないなーっ、て気がついていたりするみたいです。


確かに確かに!

演奏のしやすさや演奏の良し悪しはそういうところからもかなり影響受けるのは間違いないことでしょう。


いい音であるためにはステージ上の全員が思いやりを持ち合わなければ。


特に弾きまくり系ベーシストさんとかギタリストさんね!(笑)うるせーんだよ!単純に!(音量だけでなく音色もね)


こういうことはもちろんレコーディングでのヘッドホンバランスとかでも言えますよ。

ヘッドホンの返りの音の細いスタジオだと力が入りすぎちゃう、というような経験も多くの人がしてると思います。


周りがうるさいと声がデカくなり声が枯れる、というのはなにも居酒屋でだけに限ったことではないんですね!(笑)

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LUDWIGを選ぶ奴の男気。

LUDWIGの太鼓は時代に流されない。

いつでも一緒の音がする。しかしいつも一緒であるが故に叩く人のカラーや人間性が大きく出る。

 

一般的に、LUDWIGのイメージって、僕の中では『ユルい』『雑』『適当』『おおざっぱ』にはじまり、『扱いにくい』『きまぐれ』『ツンデレ』。。。。。wwwwwwww いつもビールしか呑まず、その冷えを極度に気にするわりにぬるくてもいつもどうりに呑む、的な、

しかしなぜかLUDWIGは一番美しく攻撃的で正直でまっすぐで芸術的な音がするんだ。ミステリアスでその音に魅惑され魅了され束縛される。。。。

例えばストレイナーがすぐ緩む、壊れる問題。こんなのは何十年も前から言われ続けてることだろうけども、全く改良せずそのままだ。しかも交換するのにサウンドハウスですら6000円くらいするぞ!(笑)すこしは改良しいやwww

だが、逆に、最近のラディックでも往時のものと同じ音がする。

工場とか色々変わってるかもしれないのにね。

 

ラディックに男気を感じるのは国内の流通や商業的事情もある。

 

エンドースをほとんどしない、そして親切すぎない?代理店。多くのプロドラマーがどこかのメーカーとエンドース契約するのには楽器そのものの件もあるけど、なにより消耗品の絶え間ない供給の保証もある。そのサポートが素晴らしいからだ。

 

長い旅先で楽器のどこかや何かに不備や不足が生じた場合、すぐにパーツを送ってもらえたりする。

 

ところがラディック。自分で買いに行くしかない。

けど、それが山形だったらどうする?!次の日早起きして仙台や秋田まで買いに行くのか?(笑)

(秋田にはないなw)

 

そういうときにメーカーのサポートは非常に心強い。

 

ラディックを使うドラマーさんはある意味そういった利便とは無縁と言える。よくレコーディング前日に楽器店にヘッドやパーツを大量に仕入れに行くのに遭遇する。

 

そう、LUDWIGとは「お前と一緒に死ぬまで生きて行く」というような真のオトコの選ぶ楽器であり、逆に言うと

LUDWIGに選ばれたドラマーが真のオトコとも言えるのだ。永遠の女房のような。いい時も悪い時も。。。

 

長年出会ってきたLUDWIGのサウンドやそのオトコ達に共通するのはそういうった「感情」のような気がする。

 

と、moke(s)やWiennersの最新のサウンドに思い出し、ビートルズ、ツェッペリンや一頃の聖飢魔ⅡやDEAD ENDなどをまた聴いて思うわけ。共通する何か。

 

おとこの(女の子でも可)サウンドにはシンプルなマイキングが似合う。。。。

おとこの(女の子でも可)サウンドにはシンプルなマイキングが似合う。。。。

20歳の雪肌精達に接し考えたレコーディングのこと

 最近20歳ほどの女性をお二人ほど撮らせて頂く機会があり、要するに先に成人式を迎えた女性たち。

成人式というと今年は振袖レンタル屋さんがバックれて撮影や式が出来ず大変だったという話は記憶に新しいけど。


撮影の世界では「古くからの型」や商売の形式がありそれが今崩れ始めているようです。

街の写真館で撮る一世一代の「本物の技術による記念写真」というのは確かに伝統的に素晴らしいもので、何十年後に見返すととても貴重な家庭の財産になる。


問題は、おいくらのコースでポーズは何種類で着物はこれから選んでねー、みたいな半端なやつ。(今はこれが主流らしい)


その20歳のお二人もそういったところで成人の写真を撮ったとのこと、しかしとても値段に見合うような内容ではなかったと言ってました。


型にはめた、自由の効かない写真でなおかつ「そこそこの値段」であること。

これが1番将来的に煮ても焼いても食えない半端な写真になってしまう気がします。

レコーディングに例えるとやたらEQとコンプかましたかのような、過剰に白飛びさせたり彩度上げたり、明瞭度下げたり(フォトショ的用語 )。


音楽もまさにそれで、型にはめたレコーディング、型にはめたドラムサウンド、選択肢のないドラムサウンドやミックス。


お任せしたらこーなっちゃった。

けど、どう指摘して良くしてもらうのかもそもそも言い方がわからない。。。。


レコーディングやミックスでは良く見かける光景です。


僕はドラムサウンドもミックスも型にはめるような事はしたくないです。


かならずあなた個人、あなた方のバンドにふさわしいレコーディングの方法やサウンド、ミックスの方向性というのがあります。


成人の記念写真や結婚の記念写真のようにそう何度もやるわけではないアルバムのレコーディングなどは、じっくりじっくりどんな風にしたいのか、するべきなのか。


その方法論やサウンドまでじっくり考えてレコーディングに臨んで欲しいです。

これからチャンスを掴もうとする若いバンドであればあるほど。


それを考え実行することが最高の「自己プロデュース」だし、メジャーメーカー等若いバンドを探してる人たちは、「そこ」に注目しているものです。


さらに言うと、今の自分を未完成であればあるほど、そのまま美しくパッケージングする、それがレコーディングであるべきです。


荒削りだったドラマーが普通になってつまらない、と誰かが言ってましたが、

荒削りであるからこそレコーディングに納めるという考え方は永遠に通用するスタンダードでピュアなロックの考え方だよ。


そこに「ちょっとだけ」写真写りの良くなるようにお化粧やレフ板を当ててあげる。


それで充分なレコーディングになるのです。

しかし、その必要充分こそが1番難しい。 

是非僕に相談して下さい。 

アー写撮影サービスもありますし(笑) 

 

ハタチの瞬間のような音楽は今しか出来ないんだよ。 

 (20でも25でも30でもいいけどね、)

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 ひたむきにまっすぐ確実に進む。

それがレコーディングです。 

Pearl Reference Pure レビュー!(過去記事より復刻)

2012年?ころの記事の復刻です。

去る7月某日、江戸前レコーディングスにてPearl社スタッフ様ご来訪のもと、同社のフラッグシップのドラムセット『リファレンス・ピュア』のテストレコーディングが行われました。

このたびPearl社様およびドラマー・ドラムチューナー冨安様の御懇意により、そのレコーディング音源を公開させて頂ける事になりました。

完璧なチューニングとセッティングによる、アグレッシヴでテクニカルなテイク!
演奏とドラムチューニングは冨安 徹氏です

短いですが、現代最先端の『ピュア』なドラムサウンド、お楽しみください。

Drum Performance and Tuned by 冨安 徹 (official site)
使用ヘッド REMO Clear Empelor
スネアはPearl Free Floating Copper素材 14"x5"

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使用マイク
kick / audio technica ATM-25・audio technica AT-4050
sn / shure SM-57 ×2
tom / zennheiser MD-421 ×3
f-tom / zennheiser MD-421 ×2
top / AKG c-414 ×2
room / Electro-Voice Cardinal ×2

使用マイクプリアンプ
Brent Averill CLASICC 1272
SSL VHD
CHANDLER LTD. Germanium Pre

使用プラグイン (protools 7.4)
McDSP CompressorBank4 ×2 (room mic・drum master)
waves L3-LL Ultramaximizer (master fader )

※コンプは0.5~1dB叩く程度
L3はノーマライズ程度 (2018年re_master時は未使用)

※2018年追記 『うわーOFFマイクの立て方が少し違うけど基本的なマイキングとmixのアプローチは今も昔も全く一緒じゃん。。。。NO EQ NO COMPは言うまでもなく。。。』

 

 


ドラマー・ドラムチューナー 冨安様 コメント

今回の趣旨は、リファレンスピュアとヘッドの特徴と、ポテンシャルを解りやすく伝える事でしたので、基本ノーミュートで、マイクを通した撮り音をチェックしながら、エンジニアの鹿間さんのご指摘の下、タム同士の芯の出方や、倍音のトーンを揃え、Pearlドラムの特徴をなるべく引き出せるチューニングを心がけました。
正直、チューナーやプレイヤーでレコーディングした中で、こんなにもドラマーの近くで、こんなにも出音に気を使い、出音を聴き、ご理 解いただけたり、ご指摘いただけたエンジニアは初めてでした。スタジオもエンジニアの鹿間さんも、ホントに初めましてだったのに、とても不思議な心地よく、とても安心感のある、でも決して気は抜けない、緊張感が時間をおうごとに感じられた素敵な一日でした。

パール楽器製造株式会社 スタッフ様 コメント

今回のレコーディングは音の太さ、またクリアさに驚くばかりでした。(冨安)徹さんによる素晴らしいチューニング、力強いプレイ、そして鹿間さんの完璧な録音の三位一体により、楽器の実力を最大限に引き出していただいたと思っています。リファレンスピュアもできる子だとは思っていたのですが(笑)、ここまでいけるんですね!


江戸前レコーディングス エンジニア・サウンドプロデューサー 鹿間 コメント

今回はPearlさんの最新鋭ドラムセットのレコーディングとのことで、そのサウンドを穢す事があってはならないと相当の覚悟で臨みました。しかしながらそれは杞憂で、太鼓のインチごとに完全に鳴りや素材がコントロールされた素晴らしい楽器、的確で完璧な冨安さんのチューニング、そしてなにより『タイコ』を鳴らし切る最高のプレイ。はっきり言って録音ボタンを押すだけの『簡単なお仕事』になってしまいました。
太鼓を愛する人間ばかりが集まった、今なかなか無いアツい現場だったのが印象的でした。

2018 追記

これ以降事あるごと、新製品あるごとにPearlさんや冨安さんとはご一緒させていただいております。ありがとございます。

うん、今聞いてもいい音。ただ、スネアの音は今聞くとすこし惜しいかな(笑)

Reference Pure ほし〜〜〜

演奏者とココロをヒトツにすると。

レコーディングエンジニアの心得として、教本に書いていそうで書いていない一番大事なことは、一番僕が心掛けているのは、演奏者と気持ちを一つにすることでしょうか。


どんなサウンドが欲しいか、どんな演奏にしたいか、いや、どんな音楽にしたいのか、を共に考えます。


そうすると自ずと使うエンジニア面のテクニックは決まってきます。

単にマイクや機材のチョイスやマイキングという意味ではなくて。


最近良くご一緒する超ベテランの、アーティストとしてCDを何十枚も作って大ヒットばかり飛ばしているドラマーさんに言われて良かったのは、

「しかまやりやすいわ(エンジニアとして)。ただの前ノリベーシストかと思ってた。悪い悪い(笑)」

まあ、その兄貴とは付き合いも長いのでまぁそうといわれればそうなんですけど、エンジニアとしては初で。


そのアニキとは楽器や楽曲を基に、タムの口径のチョイス、スネアやヘッドのチョイス、チューニング、シンバルのチョイスや果ては叩き方まで忌憚なく遠慮なく意見を言い合ってレコーディングできました。


「スネアのロー足んなくないすか?」「やっぱそう思う?だよなー」

「シンバルのチンチキが目立ちますなぁ」「オケ、叩き方変えるわ」。。。。 


みたいなやりとりを沢山することでサウンドや演奏は良くなるのです。しかもそれらの意見は二人ほぼ同時に感じて、しかも合う(笑)


ただ、やみくもにドラムのチューニングやチョイスについて意見しても認めては貰えません。アニーキは百戦いや千戦錬磨です。


単に楽器に詳しくあるべきでなく、ドラマーという人種が大好きで常に一緒に演奏したり彼らを観察したりコミュニケーションやノミニケーションを沢山して来た事が何より活きている気がします。


で、そういった時にいつも言われるのが、

「しかま、マジで?これマジでEQしてないの?マジ?コンプも?マジ。

すごいじゃん」


著名なエンジニアさんばかり何十人と仕事して来たであろう方がそうおっしゃいます。


世の中どんだけEQで出来てんねん!

 

 こういう話はドラムだけでなく全てにあてはまると思っております。

 

 

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クロックの不正確さ、誤差をお見せ致します。

さて、ここに2つの音声の波形があります。70分くらいの音声をアナログ段でパラって2つのデジタル録音環境で録音したものです。1台はフォーカスライトのクロックによるiPadでの録音、もう1台はSONYのポータブルPCMレコーダー。

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一見、完全に同じ波形に見えますが、拡大すると先頭は、

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うん。先頭は揃えてあります。で、ケツは??

 

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う==ん。1/10秒ずれている。。。

デジタルではサンプリングレートが48kであるなら1秒間を4万8千回測定して数値にして記録しているんですよ。『クロック』とはその4万8千回のタイミングを司る信号で、その正確さが音質に如実に現れます。タイミングにむらがあると波形に誤差が出てきますので。

この2台の録音環境ではクロック同期をしていません。で70分くらいの録音で1/10秒もずれるくらい2台のクロックの『発振』は曖昧だったということです。

デジタルではこのクロックの精度がとっても大事なんです。。。

ちなみに江戸前レコーディングスではクロックに特注の『ルビジウム発振器』という宇宙工学レベルのものを採用しています。素晴らしい精度です。

つまり江戸前は音が

1.良い

2.悪い

さあ答えはtwitterで!(笑)

(難しいはなしかもしれませんが、クロックが正確であればあるほど理論上高域の波形の正確性が増しますので、HIが綺麗に伸びます。)

 

単なる偶然を活かすということ。

商業写真やブツ撮りは別かもだけど、意図せず「そう映っちゃった」写真てのがあり、それを選ぶかどうかでその写真家の真価が問われる気がする。土門拳という巨匠写真家は、計算しつくして高度すぎる技術で撮っても「そう映っちゃった」写真が良いという。それは鬼が手伝ってくれたと表現している。

レコーディングでも意図せず「こういう演奏になっちゃった」「ズレちゃった」「こんな音になっちゃった」って思惑と違う結果になることが多いけれど、そういうのこそ自信持って採用すると後から聴いて「これがいいのよ」ってなることが殆ど。ズレかと思っても全くズレて聴こえなくなる。

レコーディングでは演奏した本人ほど重箱の隅をつつくようなジャッジになってしまいます。こまかいところを気にしすぎると大きな流れや魅力が削がれてしまう可能性が出てくる。

自宅レコーディングやセルフレコーディングではこういったことに気をつけねばなりません。みんなで作業するということには、価値観の画一化を防げるという大事な側面があるのです。

なので『バンドレコーディング』であるならば尚更メンバーの演奏をお互いにしっかり聴きましょうよ。そして、つまらない音楽はなぜつまらなく感じるのかをもっと考えたいです。

 

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美しさを感じるちから

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「美しさを感じる力」というのがあって、それは人により違うんだけど、人格はもとより経験や努力によって更新できる。例えば音楽なら我慢して何回か聴いてみるとか。それはその創作した相手に対する敬意や尊重の有る無しでもある。 何事も心に「開放」とか「謙虚」があると美を感じる能力は上がる。

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とても嫌いだったモノが好きになるということがあります。

自分の場合そういうことが最近ありまして。
それはとある写真家さんでした。

まず作風が派手すぎて色彩感もデリカシーがない感じ(笑)、とにかく控えめさや『抑制』『陰影』がなくとにかく性にあわない写真でしたよ。

ただ、その1枚1枚を撮影するのにはものすごく手間や金、技術が使われていることは一目瞭然でなぜか『気にはなる作風』だったのです。
そこでいろんな本で彼の作品の「作り方や考え方』を読んでみたところ、いろいろ感銘を受けることが多く。。。。。。

そう思った瞬間からなぜかその彼の写真を観れるようになり、嫌いではなくなっている自分がいました。
『それこそが”独自の世界観”である』と。その人自身の努力や人格や信念によって生み出された写真なのです。

不思議なことです。


嫌いな考え方や作風や色彩、表現、理念でも実際ちょっとでも心をひらいて触れてみるとその魅力に気がつくことができるかもしれない。
つまりそのことによって『自分の世界が広がり、引き出される』。

歳を重ねてくるとほんの5歳くらい下の人たちの価値観が理解できないことがあります。音楽でもドラムプレイでも。レコーディングのやりかた一つとってみても。
けどそれは心掛け一つで理解し合えることかもしれない。

そう思うと世界中の人たちが仲良くできるかできないか、宗教や政治にもそういうことが言えるのかもしれません。

色々な『美しさ』を感じられる自分でいることが、他人の意見や美学に柔軟に接することができる自分でいられることが、自分にとって一番『得なこと』だと言えませんか、ね。

道端の1輪のたんぽぽのやうなものに『かわいい』と感じられる方が、日々幸せだよ。

 

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ドラムのレコーディングとmixの技法、いや思想。。。

単刀直入。

ドラムのミックスは本来生でどう聴こえているのかを "まず" は目指すべきで、実際のレコーディングのシーンではベースや他の楽器が同時にその空間で鳴っていなかったとしても、それも生で同時に演奏してたらどういう音像で聴こえていたのか?を強力にイメージしなくてはならないです。そのための「mix」。EQとかするにしても。

マイキングや使用機材等のチョイス、いやそもそもの楽器のチョイスやチューニングの誤りのせいで不本意な音にもしなってしまった(狙いというならよいけど)ならば、そこでEQとかの処理がやっと必要になる。EQとはイコライズ(イコールライズ)であり、(本当の音に)等しくするという用語が本来の意味というのを思い出しましょう。

耳の特性とマイクで収録した音の特性は「イコール」ではないし、生演奏ではベースとキックが「同じ位置」で鳴るわけではないが、ミックスではどっちもmixのセンターから鳴らすのが通常。本来起き得ないマスキングとかの相互作用が起きるのは仕方ない。だからこその「処理」であったり「イコライズ」。

けど、耳って不思議です。『音のイコール』とはなにか。

携帯電話やAMラジオのような上や下がスパっとない音でも、どんなしょぼいマイクで録っても『あなた』の声と『僕』の声は判別できる。つまりその音と本物の声は『イコール』です。

では、なぜ録音されたドラムの音が『イコール』になりにくいのか。。。ほんとに謎。。。こういうのって聴覚心理学みたいなやつですかね。

 

 

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建光スネア(Mie Japan)の試奏と思想レポ

三重県の新進気鋭のドラム工房の建光ドラムさんのピッカピッカの青い謎の金属のスネアが届きましたよ!

早速お友達で近所のドラマー・チューナーの北村優一くん、男気ドラマー金川卓矢さんと3人で弄りまわしてみました。

建光さんというとまだ全国の楽器店でも扱いが少なく、絶対数の少ない完全ハンドメイド的な職人気質ドラムを製作されております。実際そのなかの人FさんはTHE職人って方!

まずはジックリ観察です。ドラマーさんって音を出すのをわざと後のお楽しみにして、まずは観察する人が多いwww

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最初、届いた時点ではREMOのBLACK Xというあまり見かけない極厚なヘッドが貼ってありました。

それも粘りのあるサウンドでなかなかいいのですが、どうしてもスパっと高域(15Hzぐらいから上なイメージ)をフィルターしたような音だったのでスウェードアンバサダーに変更してみました!

男子ならみな分かる、プラモデルの塗料のようななつかしい香りを放つ、塗装され完成して届いたばかりの美しく蒼きドナウ、じゃなくドラム。。。

男子ならみな分かる、プラモデルの塗料のようななつかしい香りを放つ、塗装され完成して届いたばかりの美しく蒼きドナウ、じゃなくドラム。。。

 

う〜〜〜ん。これ。耳くそが取れたように伸びる高音域 !。

で、叩いてみたのがこれ。

 

 

男気の24インチLUDWIGのセット、タムは13と18で叩いてみたぜよ。

・・・・・・・・・

負けない。強い。。。太いそしてシックな深い輝きを放つ倍音!

よい。

それじゃー高めのちょいと洒落乙なチューニングにしてみたらど〜〜なのよってわけで次。

 

ドラマー金川くんのスタイルもありますが、おしゃれに『なりすぎない』媚を売らないような筋の通った意思を感じる音といいますか。6.25インチの深さなので軽くなりすぎず、太さはず〜〜と保たれています。

 

では、ここでドラマー金川くんのインプレッション!

‪本当に良く鳴る、かなりロックなスネアでした。奏者に届くアタック感がまず凄い。ベルブロンズのスネアに近いかと思います。‬
‪重いヘッド装着時は、アタックと同時に低音が豊かに伸び、暴れる感とまとまり感のバランスの良さが奏者をアゲてくれます。‬
‪薄いヘッド装着時は、ハイの伸びが素晴らしく全帯域が出ており、ミュートの有無や、リムショット/センターショットを問わず音量感が変わらない為、安心感が強いです。‬

‪ヘッド、チューニングを問わず、常に強烈なアタックと同時に木胴スネアの様な暖かさが担保されており、ロックを中心に色々なジャンルで安心して使用できると思います。‬

‪ただその鳴り故、合わせるキットは良く選んだ方がいいかと思います。‬

‪それだけ個性が強く、「アツい」スネアだと思いました。‬

うん。僕の印象とほぼ一緒。セットを選ぶというところがとても個人的にも好きなやつ。ちなみに軽いのでベルブロンズとは違い色々安全ですよ。

 

で、チューニングをしてくれた北村くんのインプレッション!

 

どのピッチでも共通して感じた、
所謂メタルシェルから連想する濃密さとは温度感の違う暖かな芯。
空気を震わせていると実感できる、メタルスネアドラム。

明るいヘッドでハイピッチにした瑞々しく軽やかに伸びるサウンドは特に印象的でした。

そうなのよね、倍音が豊かにありつつ主張しすぎないというか、温かみがあるというか、太い。。。

 

ちなみに今回のテストレコーディングは基本は遠目のkick、スネア、topの3本のマイクをメインにどうしても足りなかったフロアに1本足したものになっています。

さらに1個めの動画ではiPhoneの音も混ぜていますよ!あの独特の憎めないLOWスペックな聴きなれたいい音を(笑) 。おかげでいい部屋感がでています。

ちなみに写真ではtopのマイクがとんでもない方向を向いてますが、すべて計算済みの正しいセッティングですからね。当て振り用適当セッティングではないです。

標準的なマイキングで普通の音にしてもつまらないので録りは遊んでみました。

ちなみに、基本的に動画1と2のmixアプローチは一緒です。

 

ドラムレコーディングの現場は年々時間的予算的余裕がなくなってきています。時代か。。。

なのでドラマーの趣味とかクリエイティビティーを主体にし、個性的だったり面白い音というのを求めることが難しくなってきました。欧米ではそんなことないのに。。。。。

この蒼き彗星、建光のスネアはいろんなサウンドを出せるポテンシャルを持ったスネアかとおもいます。

イメージではブラックビューティーを太く、センシトーンを柔らかくしたような印象です。

江戸前では秋頃までこれをお借りしていますので、みなさんどしどしレコーディングしに来て試していただきたいですね!ストレートなビートからパワーバラードまで合いますよ。

 

お断り、と、お願い。

江戸前では演奏をプロアマ、上手下手やキャリアの長い短いでは区別差別しないのと一緒で、楽器をメーカーや製品ランク、材質、ビンテージや新品か等で区別することは決してしません。

ので、どちらのドラムメーカーさんも是非当スタジオに楽器を『お持ちいただければ』と思います(笑)もちろんフルートメーカーさんとかでもいいですよ!

Drum : 金川卓矢
Bass : Tomoyuki Shikama (EDo-mae Recordimngs)

Drum tuning : 北村優一
Rec , Mix , Mastering : Tomoyuki Shikama (EDo-mae Recordimngs) at EDo-mae Recordings Tokyo Japan

Snare Crafted by 建光DRUMS Mie Japan  https://tatemitsudrums.jimdo.com/

 

 

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