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レコーディング

単なる偶然を活かすということ。

商業写真やブツ撮りは別かもだけど、意図せず「そう映っちゃった」写真てのがあり、それを選ぶかどうかでその写真家の真価が問われる気がする。土門拳という巨匠写真家は、計算しつくして高度すぎる技術で撮っても「そう映っちゃった」写真が良いという。それは鬼が手伝ってくれたと表現している。

レコーディングでも意図せず「こういう演奏になっちゃった」「ズレちゃった」「こんな音になっちゃった」って思惑と違う結果になることが多いけれど、そういうのこそ自信持って採用すると後から聴いて「これがいいのよ」ってなることが殆ど。ズレかと思っても全くズレて聴こえなくなる。

レコーディングでは演奏した本人ほど重箱の隅をつつくようなジャッジになってしまいます。こまかいところを気にしすぎると大きな流れや魅力が削がれてしまう可能性が出てくる。

自宅レコーディングやセルフレコーディングではこういったことに気をつけねばなりません。みんなで作業するということには、価値観の画一化を防げるという大事な側面があるのです。

なので『バンドレコーディング』であるならば尚更メンバーの演奏をお互いにしっかり聴きましょうよ。そして、つまらない音楽はなぜつまらなく感じるのかをもっと考えたいです。

 

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SM57が如何に神マイクか語るスレ part666

SM57。それは誰もが憧れない・どこにでもある・非常に安いマイク。
しかし!どんなレコーディングスタジオにも最低5本はあり、どんなレコーディングエンジニアでも一様に素晴らしいと評価する神マイクなのです。
某レコーディング専門誌で『無人島に1本持って行くならどのマイクか?』で、堂々1位!!!

タフで過酷な環境でもバッチリ使えそう!なんてことではなく、本当に1番汎用性が高いからなんです。


私は良く言うんです。『国会からメタリカまで』と!『すげー(S)マイク(M)57!!』と。。。。


実際日本の国会含めアメリカのトランプさんの会見とかでも映ってますよ。(アメリカは先進国なのでBETA 57)
ジェイムス・ヘッドフィールドのvocalは毎回これらしいですし、U2のボノはこれをハンドマイクで使うそうです。※もちろんレコーディングでの話。


とにかくこれだけは言えます!このSM57、何のレコーディングにでも使えます。


ギターアンプ、ベーアン、アコギ、スネア、タム、ボーカル、バイオリン、チェロ、バグパイプ、チューバ、オンドマルトノ、テルミン、大正琴、琵琶、カスタネット、彼女のあえぎ声、小鳥の囁き、大本営発表、玉音放送。。。。。。

特性としては決して広くないのですが、美味しいところが実に良く拾える。

本当に神ですね。しかもどこにでもあるし何でも録れるのでまぁ『八百万の神』とでも言いましょうか?

もちろんコレ2本とkickのマイクに何か立てれば、『技術のあるレコーディングエンジニアさん』
なら、ドラムセットでもそりゃあもう完璧。別にレコスタに入るまでもないんです。ドラムなんてどこでも録れるんですよ!
※いつもと言ってること矛盾wwww

『そうSM57ならね!』

それではここで、SM57をtopマイクに2本立て、kickにのみコンデンサーを補強で立てた場合の、
『マイク3本だけによる秀逸なレコーディングドラムサウンド』を御聞きください。
※kickにはLEWITT DTP 640 REXを使用。
 

はい、すいません、今回は話の趣旨としてはkickにも57で行くべきなんですが、57でも駄目なモノはあるんです。

KICK、、、、これだけは無理、SM57じゃ駄目………本当にSM57で録るkickだけは
『LOWが無いです!!!』。
試す価値なし(もちろんわざと使うのはあり!!!)

※しかしさんざん褒めておいて最後は落として終わるという。。。。

俺はSMでいうと
ドSかもな。

 

ちなみについでにこの神田リョウさんの映像の1:05からの音源のtopマイクはSM57です。ご参考まで。