EDo-mae Recordings レコーディングスタジオ

View Original

レコーディングエンジニアの『チカラ』と『権限』についての一つの問題提起

いーちにーいさーんしーい!

と、

いっちにっさっんし!

では気分やノリが違う訳です。

では、ドラムに置き換えてみましょう。

1と3はバスドラ
2と4はスネアにしましょう。

それはチューニングで音の長さをどう設定するかと同じです。

そのテンポやグルーヴ、リズムパターンに合う音の長さ「音価」があるわけです。
ドラマーはみなその長さやそれに対になるアタック成分のバランスを絶対本能的に気にしています。楽器のチョイスからそこは大事ですよね。

レコーディングエンジニアはその出た音に対して絶対的な「操作するチカラ」を持っています。音色を変えるチカラを持っています。実は倍音成分のどこかをマイナスにしたりプラスにしたりすれば音色が変わるだけでなく、音価が変わる可能性が大きいのです。コンプもそう。

「音色が変わるだけでなく、音価が変わる」
「オケの中での聴こえ方以前に音価が変わる」のです!。。。

音価は音楽を演奏する上での大事な要素の一つ。

音色や音程などと同じぐらい尊いものです。

それを弄るチカラを持ってるんですよ、レコーディングだったりミックスをするエンジニアは。

それを「権限」だと思ってないですか?

洋服を着物に変えるぐらい、一重の瞳を二重に変えるぐらい、ふくよかな体型をスレンダーに変えるぐらいのことが出来ます。

果たしてそれを結構勝手目にやっちゃっていいんでしょうか?

ドラマー側も「そんな服着てないです!そんなにガリじゃないです!」

ってもっとレコーディングエンジニアに言っていいと思いますよ。

ほかのメンバーに対してもね!

夏、来てる?