日本の録音された音楽のドラムサウンドといいますと
音が小さい
音が細い
存在感がない
ダイナミクスが希薄
ってのが特徴的です。
さらに
アタック成分に寄りすぎ
分離に拘りすぎ
という悪循環に陥ってます。
それらは全部繋がっていて、例えば音を小さくせざるを得ないからアタックを強調しがちになるって事が起きるわけです。また、小さくせざるを得ないので分離が必要になる等々。
じゃなんで根本的にドラムのミックスが小さいのか。
それは散々言ってますが音楽や音像におけるドラムの役割がまだまだ理解されてないってことですよ。
馬鹿な政治家が保育園とか教育とか芸術に金かけないのと一緒なんです。
特にギタリストがサウンドのイニシアチブを握ってるバンドなんて大変です。
ギターの事しか考えてないですからね(笑)←めちゃめちゃ大袈裟
ドラムなんか邪魔なんですよ。小さくしたい。ドラムやベースをデカくするとギターが聞こえなくなりますからね。
あと、歌が異常にデカイ(ドラム小さい)というのも似たメカニズムです。
とにかくドラムの必要性や重要性が理解されてないんです。ドラムが大きいとうるさいと言われるんです。
たまに「(ドラムの)ローの重要性」に気がついたって言う人が居ますが、気がつくのが遅すぎです。
「当たり前」の事です。
あなたが今までギターの事しか考えて来なかったから気がついて無かっただけな気がするのは僕だけでしょうか?
じゃぁ、ドラマー以外がドラムの重要性に気がついていないのは、何のせいでしょうか?
それは(仮説ですが)
ドラマーがいい演奏やいいサウンドを出してないからじゃないですか?
ドラマーはドラムの事しか考えてないからじゃないですか?
どうしてもドラマーは曲を書くことが少ないのでサウンドのイニシアチブを握り難いというのは仕方ないですが、
ギタリストがギターの事しか考えていない、ベースも、、、
というようにドラマーもドラムの事しか考えてなくないっすか?
もちろん考えてないわけはないでしょうが、多分お互いに思い合う心が足りない可能性は大いにあるかと。。。。
リハは自分の音しか聞こえていないような環境でやり、レコーディングは個別に家でやってる、なんてのでは理解が深まり合うことは難しいと言えないでしょうか?
ああ、愛しきドラマーの皆さま。。。。。