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ドラムレコーディングにおける『位相』とは。。。。。。。

位相のズレは画像のブレと一緒。ズレているからダメというのではない。。。さて初詣はどこに行こうかなぁ。。。。。。。

位相のズレは画像のブレと一緒。ズレているからダメというのではない。。。さて初詣はどこに行こうかなぁ。。。。。。。

もう年の瀬。。。。。スタジオにおけるドラムレコーディングの『位相』について質問を受けましたので、細かく話を書いてみようと思います。

位相とはなにか。本来の単語の意味でいうとプラス・マイナスで形成される『物理波形』が『任意の瞬間どの数値を指しているか』ということです。


ベースギターの最低音のEは41Hz。つまり1秒間に弦が41回振動しているのですが、プラスとマイナスを1秒間に41回行き来してるわけです。振り幅が10と仮定したら1秒間の間に+10にある時もあれば-10の時もあるし、3や0や−7のときもあります。その今の瞬間幾つを指しているのかがいわば位相です。
それを波形に示すと重なっていたり平行にずれている見た目になるわけです。

位相がずれるというのは、マイクを二本を立てた時それぞれが指している数値がふさわしくない関係であるということです。mixはマイクの音をmixつまり加算することなので、ある音に対して一方のマイクが+10なのにもう一方のマイクがその瞬間-7であると音は3になってしまいます。つまり正しい音とはいいにくい状況ですね。

ただドラムレコーディングにおいて全てのマイク間の位相を完璧にすることは不可能です。クラスの全員がそれぞれ全員とまったく同じように良好に仲が良い状態なんてあり得ないのと一緒ですね(笑)

まずドラムレコーディングで位相を考える時『モノラル音像としての位相関係』『ステレオ音像としての位相関係』『単体の音としての位相(関係という文字はつかない)』この三つを切り離して考える必要があります。

まず『モノラル』のそれ。ドラムの場合主にキックとスネアの関係です。
キックの2本のマイクをミックスしたときに不自然に痩せたりしないか、キックとスネアそれぞれ両方の音を出した時に音色と音像(太さや実体感)が問題ないか。

そして『ステレオ』のそれ。タムのLRのパンニングが希望どうりの位置にあり音量もどれかがひっこんでいたり左右に極端に滲んで聞こえないか。
しかしタムは左右に程よく滲んでいるのが理想です。『点から』音が出ているわけではないですからね。左右に少し広がって位置しているのが理想です。(ドラム音源やエレドラのもっとも嘘くさいのはココです)その広がり感はtopのマイクをONにしたときに程よくなるようにしましょう。
タムのどれかの音像がおかしいなら、そのタムだけtopへの被り方のバランスが変であるということです。LRのtopマイクからみたらどのタムからの被りもほぼ一定であるのがいいといえます。

また、topマイクにはタム類のLOWをあまり入れないようにするのがコツです。
※ヒント : topマイクはシンバルだけを狙っているわけではなく、そのほかの太鼓類の『艶成分』を担っているのです。(重要)

topマイクは直接的にタムを狙わない位置に立っていれば『充分』であるということなんですよ。なぜならONにも立てているでしょう?。

それと最後の『単体位相』。ドラムレコーディングにおいてキックは正位相でそれ以外は逆位相です。キックだけ反打面側にマイクがありますので音の出だしの瞬間にマイクが+に振れるのです。他は打面に向けますから-から始まります。
ぶっちゃけキック以外も+なら理想かもしれませんが、低域を担うキック以外ではほとんど関係ないと言えます。(ホントはあるんだけどwww)

位相のズレは低域ほど顕著ですし音像に対しての影響も大きい。バスドラは『ドンドン!』と『グイグイ響いてくる』のが理想ですが、バスドラだけを逆位相で出して聞いてみてください。気持ち悪いですよ。一瞬引っ込みますからね。音の迫力的なモノが引っ込んで聞こえるはずです。

それと逆位相のバスドラはベースとのアンサンブルも壊しかねません。ベースがグイグイきて『プッシュ感』を出しているのに、同じ音域にいるバスドラのアタックが逆位相で打ち消しにかかってくるとどうなりますか???『ドーンパンドーンパン』のドーンに『圧』がなくなってしまいますよね〜〜〜!
(この問題は一番難しい話です、だってベースが正位相で出ている保障がないからwwwwwwここを書き出すと終わらない)

なので、まずはこの3つの位相について理解するように心がけてください。

具体的なアドバイスとしては、topマイクをオンにしたときに全ての太鼓が痩せないということが最重要です。そのtopマイクを立てるべき場所はどこなのか、それはドラマーによってセッティングが全部ちがうので、正解は全部違います。経験でしかわかりません。


ただ一つ具体的なアドバイスはというと、
『topマイクに太鼓を入れすぎないように』

これしかありませんよ!

狭いからこそ音が『遠くなる』のはなぜよ?

寒! 

レコーディングでは各楽器の音像の『位置』というのがとても大切です。LRのスピーカの間または外のどこに・どの奥行きで配置するか。。。例えばやはりドラムは残響感とは別になるべく近く大きい音像でレコーディングしておくにこした事はないのです。

ところで、広いレコーディングスタジオだと、ドラムの録り音が遠い感じになる事があるというのはなんとなくイメージ的にわかりますよね?

しかし!

実は狭くても音響処理の悪いレコーディングスタジオこそ音が遠い感じになるというのはご存知でしょうか?
音の遠い近いというのは、マイクと楽器の距離からくる距離感の事ではなくって。

狭い部屋で音が遠くなるというのはなぜかというと、近接する壁からの「初期反射音(アーリーリフレクション、一度目の反射音)」が位相レベルでマイクの生音に被ってくるからなのですね。つまり反射音が直接音に波形レベルで影響を及ぼすという事なのですよ。それが時として逆位相として打ち消す作用をもたらす。

広いレコーディングスタジオの残響音というのは直接音には作用しないのです、なぜなら遅れてマイクに届くから。問題は近い壁からすぐに跳ね返ってくる初期反射音の質なのです。それがマイクに被って直接音に悪影響を及ぼす。。。吸音処理が適切ではない壁のレコーディングスタジオで音が遠くなるというのは、そういう理由なのですね。狭いから張り付くような音になるというのではないのです。(ドラムだけに限らずすべての楽器のレコーディングに関係します)

ちなみに江戸前では、非常に適切な壁処理が施されておりますので、音が遠いなどというコトは全くございません。(※設計はドラムマガジンさんでおなじみ、アコースティックエンジニアリング社さん)

さらにちなみに演奏面で言いますと、響きすぎの壁だとドラマー本人にとってうるさいのでショットが小さくなってしまいます。逆に吸いすぎはさみしいので叩きすぎになってしまいます。
ひょっとしたら壁の質というのは、マイクにどのようか音が入ってくるのか?という事よりも、実は叩き手のショットが変わってきてしまうという事の方が大きいかもしれませんね(笑)

なのでドラムの音というのは難しいのです。(笑)
無意識の意識がありますんで。

ちなみに音像の近い遠いに関しては、特にドラムレコーディングに於いてはケーブル長がものすごく関係しているというのはいつも言ってますが(笑)これもまたそのうち書きますね!

スネア女子 撮影 : 江戸前さん。モデルRACCOちゃん。

スネア女子 撮影 : 江戸前さん。モデルRACCOちゃん。

身長の高いギタリストに音が細い人が多いという話しとドラムサウンド・・・

タイトルについての内容は後の方に触れますよ(笑)

 

どうして一部のドラマーは、ミュージシャンは自分の出してる音の「細さ」に気がつかないのか?

 

ドラマーに限らずミュージシャンたるや自分のサウンドで最も気にするポイントは「ヌケ」ではないでしょうか。または「パワー」だったり「存在感」?

これらは言い方は違えど似てる用語と言える気がします。

 

とにかく自分の音を際立たせたい!というのは誰でも通る道だと思います。

 

ドラムならより倍音がある、アタックのある、パワーのある(音量という意味ではないチカラのある)分離のよい楽器を選ぼうとするでしょうしそういう楽器が「差し当たり」売れやすいのではないでしょうか?

どこにあっても目立つスネア。。。

どこにあっても目立つスネア。。。

 

ここで注意しなくてはならないのは、ラーメンでもそうですが、

「どのくらいの味の濃さやしょっぱさ」が自分に適当であるか、です。

日頃、味の濃いものしょっぱいものを好んで食べている人はあっさりなモノや素材を活かしたような京料理のようなモノは物足りなく思うでしょう。

 

で、またしょっぱさや辛さというのは慣れるというか麻痺するものです。

で、ドラムですが。。。

 

ドラムの音量というのはとてつもなく大きいものです。みんな忘れてるかもしれませんが(笑)

 

レコーディングでマイクをセッティングするために屈んでたりする時、隣で普通の音量で叩かれているだけで正直しんどいものです。

(エンジニアさんが側にいるときは叩くのに注意しましょう)

 

で、多くのドラマーが日常の演奏活動と引き換えに陥ってると思われる「聴覚におけるハイの欠損やバランスの乱れ」。これがとてもその人の楽器選びに如実に関わってきていると思われます。

 

つまり、耳のハイが落ちてるからハイの特に出ているシンバルや楽器を選びがちになる、ということなのです。

その人にとってはちょうどよい「しょっぱさ」でも周りの人からみたら「しょっぱすぎ」。これが音が細いと評価されるドラマーやまたはその他のミュージシャンの「原因の一つ」であることはほぼ間違いありません。

 

「ハイが相対的に多いと音が細く感じる」のは誰にでもあきらかな事ですし、

「音のヌケ」とはハイが出てるかどうかとはまた別問題で、音が細いほどヌケてこないんですよ。

 

しかし、この音が細いかどうかというのはドラマー本人は全く気がつくことができません。なぜなら生音で自分の音と他人のドラムの音を同じ条件で聴くことは不可能だから。また、ドラムの録り音をそのまま出してくれるエンジニアも少ない。

 

リハやステージでのバランス、レコーディングのヘッドホンバランスもですが自分の音というのは心理上小さめに聴こえるという経験をした事のある人も多いでしょう。自分が聞きたいものはより大きく、つまり自分が聞きたい成分はよりデカくというバランスの取り方をする人は多いのです(特に初心者)。

 

ドラマーはただでさえ音が大きく耳を痛めやすいです。そこで物足りないからと音量を上げたりよりハイの多めの楽器を選ぶという悪循環。

ここに気をつけないとただ痛いだけのヌケない細いサウンドを繰り出すだけの演奏家になってしまう可能性があるのです。

 

ここで、やっとブログタイトルの「身長の高いギタリストは音が細い事が多い」説。をご紹介しましょう。

ギターアンプの多くは足元や高くても腰の辺りで客席へ水平に向けて鳴ってる事が多いですよね。そしてギタリストの耳は上の方にあります。

で、高い周波数の音ほど直進性が高いのですがつまり、スピーカーの位置に対してギタリストの耳の位置が高いほうが高い音域が届きにくいという状況になってるのです。で、ハイを上げ目のセッティングにしがちになる。

音が細い。。。。。。

(当然ですが背が高いギタリストは全員なんてことはもちろんありえません。 1つの傾向というか仮説です。)

座って弾くジャズ系のギタリストのアンプは比較的耳の高さの位置にあります。そんなギタリストの音は太いことが多い気がしませんか?

セミアコだからとかフルアコだから、というのもあるでしょうが。。。

 

自分の耳のハイのバランスはどうなのか?アンプ環境やモニタリング環境のハイの聴こえ方はどうなってるのか?

この辺に注意することで自分の出す音の太さやヌケを改善することの一歩が踏み出せるということをお伝えしたいですね。

 

ドラマーに限らずシンバルのチョイスだけに関わらず。。。。。

 

とにかく細い音は音楽に寄与しませんから。。。。

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シライキートレヴュー『耳クソが取れた気持ちよさ!』

梅雨明けイコール夏本番イコールビール。。。
皆さん、実践してますか?


『耳クソが取れた気持ちよさ!』


さて本日のブログはですね、梅雨も明けたってことでなんと「シライキート」をレコーディングにて使用させて頂いた感想を、僭越ですがちょびっとだけレポートさせて頂きます。
(江戸前では6月初頭、数日間18インチのkeetセットをお借りしレコーディングやその他で使い倒させていただきました。)

「シライキート」。
そのルックス、そして価格など皆さん良くご存知でしょう。
そして、サウンド。
多くのドラマーさんが叩いてレポートしてくれてると思いますし、実際に購入された方試奏された方も沢山いらっしゃると思うので
一般的な感想はここで述べる必要はないかと思います。


しかし、一点だけレコーディングエンジニアの視点での感想を書いてみたいと思いますね。


まずはそのkeetのレコーディングされたサウンド、お聴きください

演奏はジャズドラマーの紺野智之氏です。
使用スネアもkeetです。

もちろんNO EQ NO COMPでございます。


さて、どうでしょう??
シライキート、


。。。。。。。



周波数特性が無茶苦茶広い。。。。。



これです。

具体的にいうと、

無茶苦茶ハイが出ている、いや(出てると書くと誤解を招くかもしれない)、超高域方向に伸びている。
これを一番感じましたね!。

つまり、、、

こういうことです。

こういうことです。

こうじゃなく、

こうじゃなく、

こうです。このグラフは数値含めあくまでイメージです。

こうです。このグラフは数値含めあくまでイメージです。

シライさんが掲げてる製品のコンセプトは、PA等を使わないアコースティック環境でいかに良いサウンドであるか。
という事だったと思いますが、


なるほどです!


超高域のハイ成分というのは一番吸われやすい音成分で、会場の環境とかにも吸われますし(もちろん反響することもありますが)、ステージ上の楽器の他の音成分に吸われるというか、マスキングされるのです。




そこが充分に(グラフの右方向に)伸びているということは、他の楽器に埋もれた時にトーンの艶やかさやヌケが保たれやすい、という事なのですね。
ましてやそのハイ成分をPA的に補完できない環境で使用するとなると尚更です。

この潤沢なハイ成分というのはkeetの豊かに伸びるサスティーンと相まって、他の楽器と混ざった時に「太鼓らしさ」「太鼓の音の素晴らしさ」そして「プレイヤーの意図する演奏」をお客さんに伝える大きな手助けをしているのですね。


江戸前的に最も驚いたポイントはこれです。

まるで『耳クソが取れたかのように伸びるHIの気持ちよさ!』

これにつきます。



ある意味真のハイレゾともいえる、かも知れない。



最後にドラマー紺野智之さんのジャズトリオ「wraptics」の演奏でkeetのサウンドをお聴きください。
アンサンブルの中での艶やマスキングとかの意味を少しは感じていただけるかと思うんです。

シライミュージックの白井としみつさん、紺野さん、オルガンの西川直人さん、ギターの鈴木大輔さん、
ありがとうございました!
皆さん夏バテに留意してくださいね!

以上初出 2015 . 7/22 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

というわけで、keetの音は過去のBLOGに書いた

いい音その1   http://www.edo-mae-recordings.com/blog/2017/6/7/k5lygi2z33scthdrmv8ah3n3a1o4i7

に当てはまり、さらに

いい音その2  http://www.edo-mae-recordings.com/blog/2017/6/8

で述べてる内容にも近く、さらに

いい音その3  http://www.edo-mae-recordings.com/blog/2017/6/13

そのものであると言えましょう。

※このkeetの楽器の特性についての考察を補完し、さらに理解をしやすくするBLOGも近日中にUPしますね!!!(2017 . 7/5 エドマエさん)

 

 

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いい音とはその5とまとめ。

いい音を探る旅最終章。

4回にわたりまして考えてきた「いい音とは何か?」

今回はひとまず最終回です。

いい音のおさらい

自然界のゆらぎにあふれた「自然音」。

ひたすらハイスペックに拘った「高品質なオーディオ音響特性の音」。

「素晴らしいその楽器としての音色」。

「その音楽にふさわしい場所や状況を想起させ、その音楽が最も美しく聴こえるように処理された音」

この四つをみてきましたね。

最後「いい音とは」の総まとめ的な「いい音その5」

それは

「あなたが好きな音、目指す音、欲しい音」

です。

IMG_4543.JPG

特にレコーディングやミックスという事に限定していうと全くもってこうなるとしか言えませんし、それが結局一番尊い。。。

みんな好きな音にしたくて、自分の奏でる音が一番素敵にかっこよく、アグレッシブに聴こえるように作品を仕上げたい。また、大好きなあのCDの音のようにしたい。

そういうのがあるはずです。

それが「いい音」。

ただし、この各人がそれぞれ持っているいい音というのは本人の経験によってどんどんアップデートされてゆきます。

たとえば僕なんて小学3年くらいに音楽に目覚めたのですが、家のオーディオのアンプを低音-10高音+10(つまり振り切りのキンキンスカスカ)にしたのが一番いい音で気持ちがいいと思ってました(笑)。

また、ベースなども弦が新しくてマーカスミラーみたいな音が最高で、ジェームスジェマーソン?なにそれ音わる。汚!って思ってましたし、

スネアのダスってのやバスドラのドーンて音も「だっせーーー!」スネアはやっぱスパンスパンいっててキックはバチバチタイトなやつ最高!←ありがちすぎる。

と、思ってましたもの。(笑)

今はそんなことは思いません。というかそういう音の良さも経験的にわかるけどもそれだけではないし、むしろその音なんてドラムのいい音の数パーセントにも満たないと思うわけです。

つまり「その音がいいという気持ちは良くわかります」

という感覚。(笑)

ただ、世の中の色々な音楽や表現、様々な演奏家ミュージシャンに接するにつれ、いい音というのは沢山あって、しかし、大海原から一本のボトル、そういい音の入ったボトルを探すくらい大変でもあるという事に気がついたわけです。

それを探す事が演奏家やクリエイターにとっての自分探しでもあるし、表現活動でもあり生涯追い求めることであるのだろうと。

先に提示した4つの「いい音」はあたりまえの常識的な考察でしかありません。

あとは、自分の音楽にとっていい音とは何か?どの楽器をどう奏でるべきでどうそれを身につけるか。

そして、レコーディングするならそれをどう録ってミックスすべきか、プロデューサーやエンジニアにどう伝え理解してもらうべきか、そしてまたそれを伝える訓練だったり感性を磨く事ができるか。

そこに最後はたどりつきます。

なので、いい音が何かわからなければ、手っ取り早くは最初の4つを見つけて聞き込み(なんなら教えます(笑))、

さらに5つ目の自分にとってを探す旅にで出掛けましょう。

先の4つについてはものの半年もあれば理解出来るはずです。

「真のいい音というのはその四つの複合体なのですよ。」

そして、その4つを理解できていようといまいと江戸前さんといい音を徹底的に話し合い、議論し、試行錯誤して一つの曲いや、作品を作ってみませんか?

売れ線な音、売れ線な処理、流行りの音像、「音というのは」それだけではないと思うよ、

と、

いう結びになるのでございます。

モノから立体まで、

ハイファイからローファイまで、

琵琶からロック、ジャズ、クラシック、メタル、歌謡曲まで。

幅広い様々ないい音があるよー!

一緒につくろう!

(笑)

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ピーキーな痛い音って何?ドラムをヒントに考える。

コージーパウエルの遺品のset........

コージーパウエルの遺品のset........

打楽器に限らず「音を鳴らすための物体」にはその振動の限界値というか飽和値ってのがある気がします。ベースでもこれ以上強くピッキングしてもあとは音が引っ込むだけみたいな限界点。

例えば、ドラムのショットやピッキングを『コンクリートに鉄球を当ててどれくらいの力でぶつけると、振動音だけの状態を越えてコンクリートが破壊されるのか?』と考えてみましょう。
楽器にも実際に破壊はされずとも振動の限界値がある。それは振動体としての限界値かもしませんし、それを拾ってる側のマイクやピックアップの限界値かもしれませんし、耳の限界値かもしれませんが。
簡単に言うとそれぞれ楽器には『鳴らし切る』為の適性な強さってのがあるわけです。ドラムでいいますと、その楽器の振動特性に対してどんな強さでどう叩くかでサウンドが決まってきます。

そこらへんがなんか実は色んなドラムメーカーの個性というか、特性のモトなのかなと最近思い始めました。例えば、泣く子も黙るソナーなどは音がデカく、パワーへの柔軟性も広い印象ですね。
ただしそれも適性なショットをしなければ生きてこない部分もある。様々なメーカーの色んな機種、しかも色んな状態のモノの適性を瞬時に判断して、ふさわしいショットで叩いてるドラマーさんが常にいい音を出してるのかな?と思います。
楽器はちがいますが、持ち運びが不可能なピアニストなどはその最たるものでしょう。
(ベンフォールズは持ち運んでるってか?ホロビッツは持ち運んでるって?知るかwww 次元が…..w)

どこかにピークのある特性のスネアがあるとすると、そこを越えたとたん耳やマイクではそのポイントから歪み出しますから、ピーキーなスネアほどショットに気をつけるべきなのかな?と、ドラムを完全客観視できるドラムを全く叩かない僕などは、意外とドラマーさんを見ていて聴いていて、感じるポイントでもありますね!
例えばキンキンカンカンでスカスカな感じの音なスネアがあるとして、それはもしかしたらもっと優しいショットの方がいい音がするのかもなー、と思ったり。
そのへんの見極めがドラマーさんには大事なポイントなのかも、しれません。

とにかくスネアでもシンバルでも手に返ってくる感触といいますか、身体感覚的な『叩いてる感』だけで叩くのは危険です。
また、多くのドラマーは耳の高域が落ちてるはず。耳の悪い人は音色バランスが崩れていてやたらHIを上げたがったりしますが、スネアやシンバルの好みの傾向も、そういった要因が間違いなくあると見ています。

それは全くドラムを叩けない叩かない僕であるからこそ言える部分だ、という勘違いした自負に襲われているわけです(笑)

初出 2014 6/12

 

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新BLOG開設のご挨拶ぅ(深淵なる欧米のプロデューサーによる『レコーディングドラムサウンド』)

江戸前レコーディングスの鹿間朋之です。いつもお世話になっております。

我がEDo-maeのサイトですが去年リニューアル致しまして、その際残念ながらご好評頂いてましたBLOGも自動的に消滅。。。しかし再開の希望も多く、今、ここに、その再開を宣言するものであります。(笑)

暇な時とは言わず週に1-2回は更新してレコーディングについて、ドラムサウンドについて、音楽の深遠なる世界について、オッパイについて等等書いてゆこうかとおもいます。

差し当たりネタが思い浮かびませんので、旧BLOGの資産を有効活用すべくその中からちょくちょく修正や加筆をして再掲させても頂こうかとおもっています。もう皆さん内容を忘れているにきまってるので(笑)

コメント欄やいいねボタン、シェアボタンもありますので、お気軽に拡散頂けますと僕の今夜のBEERが美味しくなります。よろしくお願い致します。

んなわけで。

CDという録音作品においてドラムサウンドというのは音楽全体のハイファイ感やローファイ感また、時代やジャンル感を強烈に引っ張る作用があります。
そこにはタイコ自体から出ている倍音の性質や、バランス、サステインやアタック感などすべての音の要素が関わってくるわけです。叩き方ももちろん関係してきます。コーテッド系ヘッドで優しく鳴らすのと、ピンストをがっつり叩き切るのでは漂ってくる雰囲気が全く異なってきます。

CDをプロデュースする際、欧米のプロデューサーはやはりドラムサウンドをコントロールするのに非常に長けています。日本のプロデューサーはどちらかというと収録後のミックス処理や他の音を重ねていく事でサウンド作りをする傾向がある気がします。それはスタジオ環境や使える予算、時間の余裕などにも関係してくるのでしょう。予算も時間も「心の余裕」もないのにドラムサウンドに一日掛ける、などというのはありえません。また、一流スタジオミュージシャンほど自分の音を持っているもので、よほどの統率力と引率力そして音のビジョンを持つプロデューサーでなければ、ドラムの音作りにめちゃくちゃ時間を掛けるというふうには現場はなかなかならないのかもしれませんね。

つまり、日本では「ドラムの音なんてこんなもんでしょ?」というようなムードが一般的(こだわってないとか、気を使ってないなどと言うつもりはございませんが)。しかし僕の場合はやはりそこは超ウルトラスーパー最大に重要なポイントであり、関心事で音の要であります。膨大な楽器で質感を追求しなくてはならないのです。時間は掛かって当然なのです(自分のプロデュース作品の場合)。もちろんクライアントの要求の度合いにもよるのですが。

ここでドラムサウンドを作る上で参考になる音源をひとつ。

Meshell Ndegeocello / Weather

プロデュースはジョーヘンリーです。アコースティックでトラッドな雰囲気の中に非常にアーバンで洗練された音作りをするアーティスト•プロデューサー。ミッシェルのルーツである土着なサウンドを高貴に仕上げています。この音を聞くたびに音楽の「質感」にいのちを掛けるような深淵さは日本人にはないのか(もちろんそれがある人もいるにはいます)、と悩みすらしています。このCDの場合のようなサウンドはアフリカおよび欧米由来のサウンドなわけですから、日本人にそれを求めても仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが。。。

この作品のドラムサウンドのポイントは、キックとスネアで泥臭いテイストを出しつつもタムがとてもモダンなサウンドになっているということです。曲にもよりますが。
ビンテージラディックな三点にタムだけdwやソナーを持ってきました。みたいな異種混交な音作りに痺れますね。録音処理的にはハイファイです。
もちろんギターなどの弦楽器、ピアノも見事。ミシェルの声の質感も全て高度にスーパーコンピュータで計算されたかの如く。ビンテージライクな太鼓をハイファイに録りつつ周りの楽器の質感に泥臭さをあえて残している座布団三枚!な処理。

ぜひこれから来る梅雨の夜長にでもアフリカの月を愛でながら聴きたい音楽です。

あ、ここ日本か。
座布団で思いだしたけど結局所詮は笑点のopテーマみたいな音楽の方がほとんどの日本人にはぐっと来る。
そおいうものです。ルーツとは。

初出 2014.6/8

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